大毅くん…っ、
ごめんね!用意遅くなって!
メイクやら服装やらで、
当初自分が想定していた時間より、
随分家を出る時間が遅くなってしまった。
それでも彼は…、
大丈夫やで、あなた
もっと落ち着きーや、笑
なんて簡単に許してくれて。
申し訳なさそうな顔をしているのかな、
不安がる私を支えてくれるように
その大きな手で頭を優しくふわふわと撫でてくれる。
💭…安心する、心地いいなぁ…
しばらく落ち着き、
結局家を出る時間がまた遅くなってしまった。
また申し訳なくなり、
「 ごめんね、 」 と謝る私に対し彼はこう言う。
" いいんだよ、あなた "
" 楽しみが引き延ばされただけなんやから。"
そんな言葉に、また安心する私。
彼の発する言葉には、
魔法にでもかかる仕組みになっているのだろうか。
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