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第4話

校外学習 玄樹side
ジンがいるならなんとかなるかな…

新学年、そんな風に思えてから、だんだん学校に通える日が増えていった。

ジンを通して紫耀や他の子とも話せるようになって、気が楽になった。
神宮寺勇太
神宮寺勇太
つかまれ、早く!
田んぼの中のジンが笑いながら手を伸ばす
その手にしっかりつかまる。
岩橋玄樹
岩橋玄樹
足、抜けなーい!!
平野紫耀
平野紫耀
同じ足に体重かけすぎるとはまるぞ~!
まだ田んぼに入ってない紫耀が楽しそうに言う

足を抜こうとして体のバランスが崩れる
神宮寺勇太
神宮寺勇太
おおお??
やべえ!体幹がんばれよ、玄樹ぃ!
平野紫耀
平野紫耀
もう二人で仲良く倒れたら~?
岩橋玄樹
岩橋玄樹
紫耀、うるさい!笑
やっとジンの横に到着したけど、ちょっと距離が近すぎた。
抱き合うみたいに近い。
ジンの顔を見上げると、ジンが困った顔で笑う。
神宮寺勇太
神宮寺勇太
近え!
また支えてもらいながらやっと距離を取る。

田植えは意外とうまくできて、これが本当にお米に育つのか疑問だけど、秋にもまた刈り取りに来るのが楽しみになった。

こんなこと、楽しみに思う自分が意外。
常に未来は憂鬱で不安だったのに。
岩橋玄樹
岩橋玄樹
あんな細いの、本当にお米になる?
3人で乗った帰りの電車。
平野紫耀
平野紫耀
なる!
ね、それでおにぎりするよね
神宮寺勇太
神宮寺勇太
うん、刈り入れして脱穀して、ご飯炊くの。
で、小さいけどおにぎりして食うよ
岩橋玄樹
岩橋玄樹
ええーすごい!
楽しみだな…
神宮寺勇太
神宮寺勇太
無事に収穫になるといーな
平野紫耀
平野紫耀
俺、お腹減っちゃった
紫耀が下唇を突き出してお腹をさするのを眺めて、気持ちがなごむ。

ジンが紫耀のお腹を叩いて、紫耀にやりかえされる。
いつもじゃれあって、犬みたい。
可愛いな…。

人ってこんな風に色々なんだって、最近少しずつ分かってきた気がする。
「みんな」がいるわけじゃなくて、その内訳は一人一人違う人で。
平野紫耀
平野紫耀
ジンと玄樹、同じ駅なんだっけ?
神宮寺勇太
神宮寺勇太
そー
紫耀だけ先に降りるんだよねー
岩橋玄樹
岩橋玄樹
だねー
平野紫耀
平野紫耀
は、何?仲間はずれ?
玄樹、ジンに毒されてない?
岩橋玄樹
岩橋玄樹
ないない笑
紫耀が俺を真顔で見つめてから肩を抱いてきた。
平野紫耀
平野紫耀
玄樹…
ジンといると不良になっちゃうよ?
笑いながらジンを見ると、ジンも心配そうな顔して
神宮寺勇太
神宮寺勇太
玄樹…紫耀も相当あぶないよ?
またふたりでこづき合ってふざけてる。
本当、犬の兄弟みたい…。

こんな、同級生を可愛いとか思ったことあったかな?
自分のつらさにばかり意識が向いて、他の子を眺める余裕なんて、今まで一度もなかったな。