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第23話

好きだよ 玄樹side
ジンにこんな風に抱きしめて欲しかった。

好きだって気持ちだけで、抱きしめてもらいたかった。
慰めるために、落ち着かせるために、もうれしかったけど。

神宮寺勇太
神宮寺勇太
明日は学校来るだろ?
岩橋玄樹
岩橋玄樹
うん、ちゃんと行くよ。
午後から学校に行くというジン。
神宮寺勇太
神宮寺勇太
さー、そろそろ行かないとな。
岩橋玄樹
岩橋玄樹
うん…気を付けてね
と言いつつ、立ち上がったジンの腕を掴んで、行こうとするのを止める。
神宮寺勇太
神宮寺勇太
んっ?
どした
無言で唇を指差して、キスを要求してみる。
神宮寺勇太
神宮寺勇太
えっ、今?
そんな突然?
岩橋玄樹
岩橋玄樹
だめ?
俺、したい。
ジンからして欲しい。
神宮寺勇太
神宮寺勇太
ちょ、、じゃ、えーと
目!
目ぇつぶってよ……
焦って照れまくるジンが可愛くてたまらない。

ニヤニヤを抑えて目を閉じる。
そっと両頬をジンの手のひらがつつむ。
柔らかいジンの唇が優しくふれる。
岩橋玄樹
岩橋玄樹
ん…
神宮寺勇太
神宮寺勇太
ハイ。
合ってるかわかんないけど…

うわ
ジンの肩につかまって、俺からも。

チュッ、と音がした。
神宮寺勇太
神宮寺勇太
今日……熱出るかも俺。
岩橋玄樹
岩橋玄樹
知恵熱?笑
笑いながら目が合って、もう一度、お互いにゆっくり近付いて、キス。

好き。
大好き、ジン。
神宮寺勇太
神宮寺勇太
はー、まだ信じらんない
まだ、嘘みたい笑
岩橋玄樹
岩橋玄樹
騙されてるみたい?
ジンが微笑みながら俺の頬をつまむ。
神宮寺勇太
神宮寺勇太
これ現実?
岩橋玄樹
岩橋玄樹
んー
神宮寺勇太
神宮寺勇太
ホントにホント?
岩橋玄樹
岩橋玄樹
もー、いたいー
ジンは頬を放すと、じっと俺を見つめてからまた抱きしめた。
神宮寺勇太
神宮寺勇太
もう、彼女とか作らないでよ…
マジでさ…
岩橋玄樹
岩橋玄樹
ジンもね
俺だけにして
神宮寺勇太
神宮寺勇太
うん。誓う。
好きな人とこんな風になれるなんて、生きるのあきらめなくて良かったな。

こんな良いことが先にあるって分かってたら、今まであんなに怖がらなくて良かったのに。
岩橋玄樹
岩橋玄樹
学校行っちゃうの?
神宮寺勇太
神宮寺勇太
誘惑しないで笑
本当はここにいたいんだから
岩橋玄樹
岩橋玄樹
いてよ…
神宮寺勇太
神宮寺勇太
親が出してくれてる学費だからね
学生なのもあと少しだし
岩橋玄樹
岩橋玄樹
えらいなー
俺、不真面目なんだね
神宮寺勇太
神宮寺勇太
そんなの人それぞれ。
じゃあ、行くね。

ん。
俺の頭にそっと手を添えて、キスをする。
さっきは戸惑ってたジンが、もう余裕そうにリードしてる。
悔しいけどうれしい。
岩橋玄樹
岩橋玄樹
明日ね
神宮寺勇太
神宮寺勇太
うん。
…夜、電話していい?
岩橋玄樹
岩橋玄樹
ふふ、うん。
玄関先でジンを見送って、部屋に戻る。

さっきジンがしてくれたキスや、ハグや、見つめる表情を思い出す。

恋人。
彼、氏?
付き合ってる人。

うわー照れる。

言って良かった
言って良かった

好きな人に好きって言われるの、こんなにうれしいものなんだ。
あんな目で俺のこと見つめてくれるなんて。

ジンの中の嫉妬や寂しさが少しだけ見えて、それも嬉しかった。
ジンも冷静ではいられないんだ、って分かったから。