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2019/12/30

第1話

初めてのサプライズ
付き合って3ヶ月の私達は、記念日ということでデートをしていた。
男
さて…と、もういい時間になってきちゃったねぇ
時計を見ると、もう19時を回ろうとしていた。さすがに3ヶ月でことに及ぶには早すぎるんじゃないかと、恋愛経験のない私はそう思った。
女
そうだね、そろそろお開きって感じかな
男
ん…ちょっと待ってね
そう言って彼は何やら箱のようなものを取り出した。
男
ほい、プレゼント。
女
えっ嬉しい!開けてもいい?
男
どーぞどーぞ
しかし私は嬉しさ半分、不安半分、といった感じだった。なぜなら彼は、なんというか掴みどころのない、道化師みたいな人だったからだ。
それに受け取った箱は、サイズの割に少し軽めのものだ。
私は二つの意味でドキドキしながら箱を開ける。
女
うおわっ!
箱を開けると、中からばね仕掛けのおもちゃが飛び出した。
びっくり箱だ。
男
ふふっ…
彼が堪えたような笑い声をさせる。
女
ちょっなにこれ!?
男
いやいや、引っかかってくれたけど…その…驚いた声が…はははっ
確かに、自分でもすごく変な声を上げて閉まった気がした。
女
もーからかわないでよ…恥ずいわ…
男
ゴメンゴメン、本命はこっち。
そう言って、彼はポケットから何かを取り出した。
男
イヤリング。お揃いね、これ。
女
えっ…
絶句してしまった。まさかちゃんとしたプレゼントも用意してたなんて。
女
嬉しい…嬉しいけど驚いちゃって上手くリアクションできない…
男
これで本当にサプライズ大成功ってね。ははは
キザな人だ。でもそんな痛々しいくらいのサプライズを、こんなに嬉しく思っている自分がいる。
女
ありがとう、あなたが恋人でよかった。
男
そう言ってもらえたら、彼氏冥利に尽きるってやつだね
彼は自分のスタンスを崩さずに、嬉しそうにしていた。