家に帰ってる途中
周りからはすごい目で見られた
「あの子やばくない、?」
「ヤンキーだから近づかないでおこう」
「逃げようよ」
別に言いたかったら言っとけよ
なんて思った
そりゃそうだよね
服は上品な感じなのに
髪の毛はこんな色(前回を見てください)
しかもピアスも開けまくってる
耳にもう開けるところが
ないんじゃないかと言うぐらい
私は開けてしまっている
こんなやつと関わりたくないよね
まぁ、家帰ったら
そう言われるんだよな
あいつに
「なんでそんな髪の毛なのって」
しかもあいつ私に告ったとか言うけど
知らねーよ
「付き合ってなんか言われた記憶が無い」
私は記憶がない
熱が出るといつもそう
さらに心臓病
無理をすればするほど
悪化して死んでしまうと言われている
私なんか生きててどーでもいいんだけどね
だから今のうちにグレて
死んでしまおうと思う
家の扉を開けて
服を取りに行き
お風呂に入る
私の髪の毛は赤色と金髪が混ざってる
こりゃ振り向かないやつがいないわけよ
バカだな私
まぁ、こんなこと思いながら風呂をあがり
あいつが居ないことを信じてリビングに行き
ベランダに出て
私の唯一の味方
姉のような存在であった
七海姉と電話をする
七海姉は
お母さんの妹
私のお母さんは
37歳
私のことを20で産んだ
七海姉は22歳
お姉ちゃんと15も離れている
私のことを大事にみてくれてた優しい人
私にとってはお姉ちゃんのような存在
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!