第34話

34話 最優先
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2020/05/29 16:37



その後、廉は午後2時に目覚めた。




永瀬  廉
永瀬 廉
寝顔可愛すぎ


あなたは、俺の方を向いて寝ていた。



永瀬  廉
永瀬 廉
はぁ…お腹減った


俺は部屋を出て、冷蔵庫の中をあさった。




永瀬  廉
永瀬 廉
何も無いやん



まぁ、当たり前だ。



3日間旅行に行ってたんだから、

冷蔵庫に今すぐ食べられるものなんて、

入ってる訳がない。




永瀬  廉
永瀬 廉
ん〜…何か買ってくるか



そして俺は近くのコンビニへと出かけた。
















その途中、手を繋いだカップルを見た。






永瀬  廉
永瀬 廉
ゲーム…か…



これはゲーム。



あなたを落として、

自分の寿命を何とか伸ばす為の。



俺は、これが“目的”だ。







そして、今も尚、

あなたを落とす、このゲームは続いてる。



期間は俺が死ぬまでの1ヶ月。



先日、ズバッと嫌い宣言されたが、

よくよく考えたら、このゲームの勝敗は、

あなたにかかってる訳で、

俺ができることは、大して無い。





その上、今俺の中での最優先は、

“あなたを笑らわせる”

という“目標”だ。





実際、俺の方があなたに

落とされそうなぐらいだし…




まぁ、結末は3週間後の26日に分かる事だ。














その後、俺はおにぎりを買って、

家に戻った。
































午後5時…



鬼灯  You  (ほおずき)
鬼灯 You (ほおずき)
ごめん…めっちゃ寝てた…
永瀬  廉
永瀬 廉
全然いいで
鬼灯  You  (ほおずき)
鬼灯 You (ほおずき)
一昨日も昨日もあんまり寝れなくて
永瀬  廉
永瀬 廉
あぁ、昨日は俺が夜中散歩に誘ったしな
永瀬  廉
永瀬 廉
ごめんな
鬼灯  You  (ほおずき)
鬼灯 You (ほおずき)
大丈夫…




それから2人で、晩御飯の買い出しに行って、

晩御飯を使って、食べた。




永瀬  廉
永瀬 廉
あなた先お風呂入ってきてえぇで
鬼灯  You  (ほおずき)
鬼灯 You (ほおずき)
分かった。ありがとう





そしてあなたがお風呂に行くと、

窓から“コンコン”と音が鳴る。





永瀬  廉
永瀬 廉
来たか…



ガラッ



狐のお面の女の子
狐のお面の女の子
こんばんは
狐のお面の女の子
狐のお面の女の子
旅行はどうだった?
永瀬  廉
永瀬 廉
楽しかったで
狐のお面の女の子
狐のお面の女の子
へぇ〜、良かったね
狐のお面の女の子
狐のお面の女の子
余命のことも言えたんでしょ?
永瀬  廉
永瀬 廉
おん
狐のお面の女の子
狐のお面の女の子
ゲームのことは言わなくて良かったの?
永瀬  廉
永瀬 廉
そう言ったところで、
あなたが落ちるとは思えんしな
永瀬  廉
永瀬 廉
てか、何で知ってるん?
狐のお面の女の子
狐のお面の女の子
不思議でしょ?
私、何でも分かっちゃうの
永瀬  廉
永瀬 廉
なら今、あなたは俺の事どう思ってるん?
狐のお面の女の子
狐のお面の女の子
それは教えられないよ
狐のお面の女の子
狐のお面の女の子
ヒントになっちゃうじゃん
永瀬  廉
永瀬 廉
まぁそうやな‪w
狐のお面の女の子
狐のお面の女の子
まぁさ、ガンバーレンレン!
永瀬  廉
永瀬 廉
はぁ?‪w
永瀬  廉
永瀬 廉
何やそれ‪w
狐のお面の女の子
狐のお面の女の子
ん〜?いい感じでしょ?
永瀬  廉
永瀬 廉
フッ…まぁ頑張るわ



そしてその女は、いつもの如く、

ホウキに乗って帰っていった。





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作者のアカリ
作者のアカリ
こんにちは!作者のアカリです!
作者のアカリ
作者のアカリ
作者はバカでして、旅行をゴールデンウィーク中にしてしまいました
作者のアカリ
作者のアカリ
でも、この小説の時期は、
7月26日から8月26日の1ヶ月です
作者のアカリ
作者のアカリ
5月は一切入ってきません
作者のアカリ
作者のアカリ
ということで、この話は8月2日です
作者のアカリ
作者のアカリ
ご了承ください🙇🙇

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