第20話

Twenty
406
2021/04/05 08:58
先輩1
もしもし?
由利
はい?どうしました?
先輩1
あの男の子に計画がバレてたわ
由利
え…
由利
じゃあもう計画変更ですね
先輩1
そうね…
先輩1
早い方がいいわ…明日決行よ
由利
はい…
次の日
由利
ねぇねぇ?
かす
ん?
由利
この映画のチケットいる?
かす
え!?いいの?4枚もあるけど…?
由利
いっぱい貰っちゃってさ
別に見に行く予定ないし…
かす
ありがとう!
由利
テオくんたちと行ってきなよ
かす
うん!そのつもり!
かす
ねぇねぇ!
かす
この映画見に行かない?
じん
いいじゃん!
まあたそ
うちも見たい!
テオ
俺も行く!いつ行く?
かす
えーっとねー
かす
あっ!これ今日のやつだ…
まあたそ
え!?
かす
しかも、学校から直接行かないと
絶対間に合わないよ…
まあたそ
じゃあそのまま行こーや
テオ
それだったら俺はちょっと…
じん
俺も…
まあたそ
えー!なんでー!
テオ
1回帰らないと行けないんだよ
テオ
(あなたを1人で帰らすのは
危なすぎるし…)
かす
えー…でも4枚もあるんだよ?
もったいないよ
あなた

テオくん、じんたん、行っといでよ

テオ
あなた

もう大丈夫だから

テオ
わかった…
テオ
ごめんやっぱ行くわ
じん
テオくん!?
テオ
もう大丈夫だってさ…
じん
わかった…
かす
まあたそ
??
かす
じゃあ放課後正門集合ね!
まあたそ
はーい!
放課後…
テオ
ねぇなんであんなこと言ったの?
あなた

なんのこと?

テオ
なんでもう大丈夫なんて言ったの?
あなた

もう大丈夫だからだよ

テオ
どうしたの?なんかあった?
あなた

なんでもないよw
普通に楽しんで欲しいだけ

テオ
そお…?じゃあ気をつけてね
あなた

うん

帰り道
先輩1
すぐに引っかかるねぇw
あなた

わざとですよ

あなた

ここに彼が来たら
あなたがどうするか分からないから

あなた

わざと映画に行ってもらったんです

先輩1
へぇやるねw
先輩1
じゃあお望みどおり来てもらおうか
着いたのはいかにもって感じの廃工場
あなた

いかにもって感じですね

先輩1
あらありがと
あなた

褒めてないです

由利
あ!待ってましたよー!
先輩1
めっちゃすんなり来たわw
由利
あそーなんですね!良かったです
先輩1
私の望みは叶わなかったけど
あなたの望みは叶うんじゃない?
由利
そうですね
由利
ねぇあなた?
あなた

ん?

由利
かなり余裕そうだけど
今から何されるかわかってるの?
あなた

うん

あなた

だから一人で来たし、
無駄な抵抗はしてない

由利
物分りがいいねぇw
由利
じゃ始めようか
由利が手を2回叩いた。

すると、背後から気配がした。
あなた

(そんな都合よく行くわけないでしょw)

あなたは迫り来る集団に背を向け、俯いた。

そして微笑んだ。
由利
なっ…何してるの?
あなた

あなたはちょっとばかり
人を見下しすぎたようね

すると、あろうことか屈強な男集団は
あなたに仕えたかのように背後で
ひざまずいた。
男集団のボス
どう致しましょうか
由利
あ…あなた!なんで!!
あなた

物分りの悪いあの子に説明するから
ちょっと待ってて

男集団のボス
了解しました
あなた

あなたがこの人たちを使って
私をボコボコにするのはわかってた
だけどいつやるか分からないから
手を打とうにも打てなかった

あなた

でも今日の朝、あなたが
映画のチケットを渡しているのを
見て今日だって確信した

あなた

だってあれ今頃上映開始のやつでしょ?

あなた

しっかしまぁこの人たちもまさか
先輩にお世話になった後輩だったとはね

先輩1
そこまで掴んでたのね…
あなた

それに、この人たちには
人をボコボコにするって伝えずに
先輩を人質にして動かすつもり
だったんでしょ?

あなた

話を聞いたらみーんな先輩に
恩がある人だったしね

先輩1
え…由利…?そんなこと考えてたの?
由利
い…いや…そんなつもりは…
あなた

無事、私が大怪我もしくは死んだら
先輩を使って口止めし、自分は逃亡する

あなた

そうなる前に私はこの人たちと
仲良くなっておいたってことよ

由利
どこからそんな情報が漏れたの?
あなた

これからは校舎内で電話しない事ね

先輩1
由利?どういうこと?
後輩を使うとは聞いたけど
何も言ってなかったって…
由利
あなたは初めだけでよかったんです
あの一件で解決する予定だったから
由利
だけどテオくんとじんたんが来て、
その後も何度もかわされた
あなたが無能だったからですよ!
あなた

あーあ言っちゃった

そう言って録音ボタンが押された
携帯画面を見せるあなた。
由利
なっ!?
あなた

あなた結構学校では
いいご身分だったんじゃない?

あなた

これをみんなが聞いたらあなたは
崩れ落ちるんじゃない?

由利
あんたねぇ…あまり調子乗らない方が
身のためよ…
あなた

それはこっちのセリフだけど?

由利
あら?そうかしら?
そういうと、ポケットから何かを取り出す由利。
由利
全員まとめて死んでもらおうかしら
不気味に笑う由利の手には黒く輝く拳銃が
握られていた。