第12話

Twelve
567
2020/11/29 15:32
いや…そんなわけない…

私がビビるなんて…
どうしよ…足が動かない…
先輩の手はもうすぐそこまで来ている。

まずい…早く動け…!
あなた

……やめろよ…

先輩1
は?w
あなた

やめろって言ってんだよ

先輩の手が止まる。


その隙を狙って殴る。

これは正当防衛だ。
先輩1
っ!
一瞬怯んだ先輩の横を走り去る。

追ってくるのがわかるが、

そんなの気にしていられない。
走れ…!もっと早く!
ここから自分の家は近いわけじゃない。

その道中で追いつかれる可能性は大きい。


なんせ、相手は3人だ。


分かれて追ってきて、

挟み撃ちにされたら逃げ場はない。
このままただただ走るか、身を隠すか…
テオ
あれ!?あなた?
あなた

テオくん!

ナイスタイミング!

ちょっと匿ってもらおうかな…
あなた

ちょっと匿ってくれない?

テオ
ど…どうしたの…?
あなた

あの先輩たちに追われてるの

テオ
え!?早く!こっちこっち!!
あなた

ありがとう

着いたのはテオくん(じんたん)の家。
テオ
じーんたーん!
じん
なにー?ってあなた!?
あなた

ごめんね…
先輩に追われちゃって…

あなた

匿ってもらおうと思って

テオ
ってことはしばらくここにいることに
なりそうだね
あなた

おじゃましまーす…

じん
じゃあ、今日はもう遅いから
お風呂入って寝な?
じん
沸かしてくるね!
あなた

ありがとう…

あなた

でも…着替え持ってないよ?

テオ
俺のやつかしたげるよ
あなた

ありがと

数分後…
あなた

服、ありがと

あなた

もう寝るね

テオ
ちょっと待って
どこで寝るつもり?
あなた

ここだけど?

リビングのカーペットを指さす私。
じん
そんなとこで
寝かせられるわけないでしょ!
テオ
そーだそーだ。
あなた

じゃあどこで寝りゃいいの?

テオ
俺のベッド使いなよ
あなた

そんなの悪いよ

テオ
いーのいーの!
テオ
俺じんたんのベッドで寝るし
じん
テオ
え、いや?
じん
別にいいけど
あなた

いいよ、私ここで寝る

テオ
もー!頑なだなぁ…
そう言って近づいてくるテオくん。
あなた

え、なになに?

テオ
ちょっとだけ目つぶって?
あなた

え、うん

すると、ひょいっと持ち上げられた。
あなた

え!!ちょっと重いからやめてよ!!

テオ
全然軽いじゃん
あなた

やめてってば!

テオ
暴れるなー!
じん
騒がしいなぁもうw
私を持ち上げたまま
自分の部屋に入っていくテオくん。
あなた

うわっ!

ボブッ
あなた

落とさないでくれる?

テオ
君はここで寝るの!
あなた

悪いよ…

テオ
いいから!
テオ
おやすみー
そういうとテオくんは電気を消して、

ドアは開けたまま部屋を出ていってしまった。
あなた

もー…

あれだけ走って疲れた私は

結構な罪悪感を抱きつつ、眠ってしまった。