「はぁ…」
最近仕事を押し付けられてばかりだ。
唯一の癒しは同居している彼風磨くん
疲れてるの風磨くんにはばれないようにしなきゃ…
「ただいま!」
『おかえり~あなた』
『飯にするか?』
「うん!」
風磨くんが作ってくれたんだから食べなきゃ…どれも美味しくて嬉しいのに、仕事で言われたことや、疲れが頭をよぎって、喉を通らない…
こんな私じゃ風磨くんも嫌いになっちゃう…
「ごめん、もうお腹いっぱい…」
『ん、分かった、珍しいな~あなた普段はすんごい食うのに笑』
「うん笑先輩におにぎりもらっちゃって…」
ごまかせたかな…
嘘を重ねるたびどんどん辛くなる…
今日ははやく寝よう!そしてまた明日…明日…頑張ろう…
私は早々とお風呂に入った。
「んじゃ、私先寝るね!」
テレビを見ていた彼にそう伝えた。
『今日ははぇーな~じゃ、俺も寝よ』
「うん」
このときは寝れば大丈夫!そう思っていた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。