校舎内の廊下はやけに静かで、不気味だ。
ただ、化け物も居ない代わりに避難民ですら1人もいない。
「ここ、ほんとに避難所なんですか?」
最悪の場合、避難民もみんな……
あなた「避難所、な、はずなんですけど…」
「まずいって、これ。なんで誰もいないんだよ!」
甲本さんも口を開いた。
「とりあえず、やつらはいないようなのでココにいて下さい。我々で様子を見てきますから。」
そう言うと、本郷さんと等々力さんは部屋を出ていった。
待っていると、佳奈恵さんが懐中電灯の明かりを確かめていた。
あなた「どこ、行くんですか?」
「お手洗いですけど。」
廊下に出る佳奈恵さん、
あなた「本郷さん達が戻ってからにしたらどうです?」
「一緒に行けって言うんですか?」
一応提案をするが佳奈恵さんは聞く耳を持たず、1人で行ってしまった。
しばらくすると
ドドドドドド……
地響きの様な音が聞こえてきた。
廊下を確認すると
大量の化け物に追われる佳奈恵さんが居た。
「助けてっ……!!助けてっっ!!!」
するとミンジュンくんが近くのストレッチャーで道を封鎖し逃げろっと言った、
私も近くにあったもので化け物を推し避け、
宇和島さん達を連れ階段を登った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。