衝撃の事実を知ったグルッペンたち。
それは、ロイバァが最年少であること。
そんな小さな頃から海賊として生きていたのか…と思うグルッペンたち。
彼は過去を少しだけ、話した。
ショッピとチーノの出会いだけを。
ショッピとチーノと出会ったのはロイバァが9歳の頃、港町にある奴隷市場で出会ったのだ。
ロイバァは『自分と同じ歳の人間が何故鎖に繋がれている』のか理解できなかった。
その時の船長たちも助けようとせず、ロイバァは腹が立ったそう。
ロイバァは財宝とショッピとチーノを奪い町を去ったそう。
そして、自分の船を手に入れ海賊となったそうだ。
ふと、疑問が生まれた。ショッピとチーノ以外に船員は居なかったのだろうか?と。
その質問をしたのはエーミールだった。彼は疑問に思ったことをすぐに聞いてしまう。
しかし、ロイバァは答えなかった。
そう言い、彼は甲板へ出て行った。
彼の触れてはいけない部分に触れてしまったと落ち込むエーミール。
少し時間がたち、ロイバァを探しに来たロボロは………
ルストに顔布を盗られていた。
コネシマやシャオロンは笑っているだけで助けようとはしない。
なんなら、ルストに便乗して悪戯をやり出す。
なんて茶番までやり出す始末。
まさにカオスである。
ルストはマストを上り、上にある見張り台へ向かう。
ロボロもなんとか向かおうとするが流石に無理があった。
網を使い上に向かうロボロ。足を踏み外せば海へドボン、だ。
上に行けば行くほど、風は強く落ちてしまいそうになる。なぜ、ルストはホイホイ登れるのだろう?
なんて言いながら登る。
上から見る海は壮大で、とても素晴らしかった。
風は強いが景色は最高である。
ロイバァに望遠鏡を貰い覗いてみる。
その先にあったのは一つの島。
など、騒ぐ声が聞こえる。
そう言い彼はロープを使って華麗に降りていった。
ロボロは空を見上げて手を伸ばす
そして、楽しそうに笑った。
ロボロとルストが仲良くなるのはまた別の話…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。