高校2年生。
そろそろ彼氏の1人が出来てもいい頃。
ってみんなは言う。
でも私にはその時が来るのはまだ先みたい。
彼とは中学校からずっと一緒のクラスで
初めてクラスが一緒になった時は
「きっとこの人と話すこと無いな…」って
勝手に1人で思い込んでた。
だけど違った。
何かと彼とは同じで
例えば学習班だったりとか座席とか全て。
それは高校1年生になった時もそう。
高校生になってからは彼とはクラスが離れた。
だけどクラス関係なくグループが組まれる時彼と同じ班だった。
それに喜んでいる自分がどこかにいた。
小学生のとき好きな男の子もいて
付き合ったことがある。
でも彼に向けるドキドキは違ったから、
これは恋じゃない。友達としてだ。と
思ってた。
でも今思い返せば、
それは逃避だったのかもしれない。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!