好きです!
……………
そっか。そうだよね!wごめん…ね
…………………………
親友の
幼なじみの
恋
もともとふわふわした子で私ともう1人の幼なじみの後ろにくっついてる。そんな妹みたいな存在だった
でもそんな子にも恋をする日がやってきて、日に日に可愛くなっていく姿は私が知ってるあの子とは思えないくらい
なんて言うかな
素敵だった。
「前髪おかしくない?」
「髪巻かない方がいいかな…」
「LINEの返信緊張して出来ないよ…」
いっぱいいっぱい悩みを聞いて、2人で喜んで、2人で落ち込んで
恋をしてない私までハラハラドキドキした
だからあんなに応援したし…それにあれだけ上手くいってたのに
可愛くなったのに
あなたが振られたことが腑に落ちなかった。
北人…
久しぶりだな
あなたは今北人と付き合ってるんだよね
あなたが見てるのは慎じゃなくて北人
そうだよね?あなた
迷いがないかのようにハサミを操る慎
私の髪があっという間に整っていく
鏡越しから見える姿は高校の時からほとんど変わってないと思った
見た目も髪型もちょっとチャラく見えるピアスも…慎が何を考えてるのか分からないところも
慎のことを知りたいと思っても、慎はいつも逃げてしまう
慎の本当に思ってることが分からないから聞いてるのに慎は答えてくれない。
それが一種の魅力なのかもしれないけど、少なからず
せめて
慎が自分の気持ちに嘘をついていませんように
…
そんなこと。分かってるよ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!