第99話

98話
1,990
2021/06/14 11:45



《モストロ・ラウンジ》
ジャック・ハウル
ふー、やっと客足が落ち着いてきたな
フロイド・リーチ
いい感じに捌ききれたじゃん♪
手伝ってくれてありがとねぇ、
小エビちゃんたち



パチパチ……
アズール・アーシェングロット
あれだけの混雑を捌き切るとは、
見事なヘルプです
ジャック・ハウル
アズール!
(なまえ)
あなた
先輩、ね
アズール・アーシェングロット
大変お待たせ致しました。VIPルームの
準備ができましたので、どうぞこちらへ
アズール・アーシェングロット
ジェイド、フロイド。
お客様にお茶のご用意を
ジェイド・フロイド
かしこまりました




《モストロ・ラウンジーVIPルーム》






ジャック・ハウル
なんだここ……本当に学校内か?
ジャック・ハウル
でかい金庫があって……銀行みてぇだ
アズール・アーシェングロット
さぁ、突っ立って入口を塞いでないで
奥へどうぞ
アズール・アーシェングロット
……それで?
僕に相談というのは?
ユウ
……下僕の解放について話をしたい
ユウ
あわよくば、解放を頼みたいかな
アズール・アーシェングロット
はっはっは……これはまた突然
横暴なことを仰いますね
アズール・アーシェングロット
僕と契約した生徒、
225人の解放ですって?
(なまえ)
あなた
そんなにか……ハァ
ジャック・ハウル
つくづく呆れるな……
アズール・アーシェングロット
さて、ユウさん。貴女は生徒たちを
自由にして欲しいと言いますが
アズール・アーシェングロット
僕は彼らに不当な労働を
させている訳ではありません
ユウ
……はい、それは充分理解してますよ
(なまえ)
あなた
それは、契約した生徒たちが
1番わかっているはず
(なまえ)
あなた
正当な契約をしたんですもんね?
アズール・アーシェングロット
そういう事です
アズール・アーシェングロット
……ですが、それを理解していて何故
話を持ちかけたのです?
(なまえ)
あなた
それを話してこちらに
利益はありませんニコッ
アズール・アーシェングロット
そうですねニコッ
アズール・アーシェングロット
まあつまり、一昨日お越しください
……という事です
ユウ
((コソッでもこれも生活の為だからなぁ……
ユウ
……じゃあ、私も契約をします
(なまえ)
あなた
ユウ……!


しょうが無いんだよなぁ……


どうしよ←
アズール・アーシェングロット
ほう、僕と取引をしたいと?
アズール・アーシェングロット
面白い事を仰る
フロイド・リーチ
あはっ、小エビちゃん度胸あるじゃん
アズール・アーシェングロット
……ふぅむ、貴女が私と取引を
したいのは分かりましたが
アズール・アーシェングロット
しかし困りましたねぇ……
確かユウさんは魔法の力をお持ちでない
アズール・アーシェングロット
それではなにも担保には出来ませんし、
女性である以上無理強いは出来ません
ユウ
ぐぅ……
アズール・アーシェングロット
替えがきくもの……例えば、
貴女が管理するオンボロ寮の使用権とか
ユウ
え?!
(なまえ)
あなた
待って下さい、それではユウが
暮らす場所がありません
アズール・アーシェングロット
それは、あなたさんかジャックさんの
寮に置いてもらえばいいのでは?
アズール・アーシェングロット
ユウさんは管理する立場ですし
届出は必要ありませんしね
ユウ
オンボロ寮を担保にイソギンチャクの
解放……?大き過ぎないか
グリム
その話乗った~~~~~~!!!

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