前の話
一覧へ
次の話

第8話

ダーモト《共依存》3 完結話
460
2021/07/11 13:12
りりあ
りりあ
お久しぶりです!りりあでございます!
シルク
久しぶり過ぎるだろ
ダーマ
更新しなさすぎ
りりあ
りりあ
いやいや、私にも受験とか受験とか受験とか色々あったんすよ
モトキ
そんなに受験勉強してなかったでしょ?
りりあ
りりあ
言わないでくれ
りりあ
りりあ
そう言われるけどきっちり第一志望受かったからね!
マサイ
よく受かったな
りりあ
りりあ
受かったは良いけど順調に非リア街道まっしぐらしてます
りりあ
りりあ
大学デビューなんて望んでなかったから良いんですけどね?
りりあ
りりあ
良いんだけどね?
りりあ
りりあ
……良くはねぇな
シルク
1人でダラダラ喋って結局なんなんだよw
りりあ
りりあ
私だってぼっちは寂しいんすよ!
りりあ
りりあ
つーことで、久しぶりにプリ小説を開きまして
りりあ
りりあ
「更新でもすっか!」と思い立って
りりあ
りりあ
書き始めております!
りりあ
りりあ
という事で、「ダーモト《共依存》3 完結話」どうぞ!
(モトキさんとダーマさんは同居しとります)


























モトキside

朝。

アラームの音でいつも通り目を覚ますと、隣の布団にはダーマは居なかった。

今日は休日だしいつもならまだぐっすり眠っている時間なのに、そこには掛け布団が無造作に置かれているだけ。

行き場の無い不安が俺を襲った。

最近はいつもこうだ。

自分の知らないところでダーマが何をしているかわからないと、不安で仕方がない。

これは世でいう、依存という物なのだろうか。

いや、そうなんだろう。

俺のここ最近の行動は「重い」と思われてもしょうがない事ばかりだった。

「自分は嫌われているのではないか」

「嫌になって出ていってしまったのではないか」

そんなどうしようもない不安が押し寄せてくる。

とりあえず布団から出て玄関に向かう。

ダーマの靴は、無かった。

ダーマが自分に何も伝えずに何処かへ言ってしまった。

それだけで俺の目頭は熱くなってくる。

自分でも感情がコントロール出来ていないと思う。

でも、抑えようのないそれはそのまま俺の頬を伝って行った。

どこへ行ってしまったのか探す気力も無くて、気が付いたら俺は最上階行きのエレベーターに乗り込んでいた。
モトキ
(…何しようとしてたんだっけ)
一瞬そんな疑問がよぎった。

でも






もう






どうでもいい。












俺は気の向くままに屋上の扉を開けていた。
モトキ
…ダーマ?
扉を開けた先には、見慣れた後ろ姿があった。

その後ろ姿は俺の声にビクッと身を揺らし、そのまま振り向く。

間違いなく、そこに居たのはダーマだった。
ダーマ
モトキ、おはよう
モトキ
なんでここに…
俺がそう問いかけるとダーマは一瞬苦しそうな顔をした後、くしゃっとした笑みを浮かべて口を開いた。
ダーマ
なんかなぁ










          「疲れた」














その一言が、今までの事を全て表している気がして、ぼろぼろと涙が流れてきた。
ダーマ
何泣いてんだよw
モトキ
っ…だって、急にそんな事言うから…
ダーマ
お前の泣いてるとこ、もう見慣れたわ
ダーマはそう言って俺に背を向ける。

フェンスは、ダーマの立っている所だけ僅かに外れかけていた。

手をかけると錆びた金具が朽ちて今にも外れてしまいそうだ。

ダーマ
今日もいつも通りだな
モトキ
…?
ダーマ
いつも通りだな
モトキ
…そう…だね
ダーマ
俺らが居なくなってもいつも通りだよな
モトキ
…まぁ、そうだね
ここまでで、察してはいた。

でも、気が付きたくなかった。

ダーマは今から飛ぼうとしているのだろう。

ビルの、最上階から。
モトキ
ダーマ
ダーマ
何だよ
モトキ
俺も行くからね?
ダーマ
……
モトキ
無言って事は了承って事で
そのまま、俺たちは屋上から身を乗り出して

何も無い空間に向かって大きく一歩踏み出した。



















           END



















りりあ
りりあ
終わり方が…どうでしたかね…w

プリ小説オーディオドラマ