第9話

Shintaro : 「愛す。」
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2020/03/28 09:24
今慎ちゃん家で、
お風呂上がりでテレビを見てるとこ。
そうしてたらキッチンにいた
慎ちゃんが聞いてきた。
「あなたー、アイス
チョコかバニラどっちがいいー?」
それは、優しい甘い声で。
『うーん、じゃあチョコ!』


そう答えると慎ちゃんは
すぐにどこのメーカーか分からないアイスと
スプーンをもってきた。


『なにそれ!?どこのやつ??』
「取引先のまだ未発売のやつもらったの。笑
あなたと食べたいから取っといた。」
なんて...こんの可愛いこったら。
慎ちゃんからスプーンとアイスを
受け取って1口たべてみる。
『!!!おいしい!』
「ほんと?よかった!笑
うわ、、、バニラもやばいな」
なんて幸せそうな顔。


ほんとにアイスは美味しくて
すぐに溶けちゃうような。
『ねぇ...』
「バニラも食べたいんでしょ??」
『...うん!!

ってか、よくわかったね笑』
「そりゃ、あなたのことなら
なんでも知ってるし笑」
ってまたまた幸せそうな顔。
見てて飽きないなほんと。
「ほしい?笑」
『うん!』
「だめー笑」
可愛いことをするなぁとおもいつつ、
『えー、、』
「うそうそ、半分こしよ?笑」
って、やっぱりくれる慎ちゃん。


私には勿体ないくらいの好きな人。









半分こって言っても少し私が食べすぎた。笑

それでもこの時間は楽しくて仕方なくて


私と慎ちゃんの笑顔がつきることがなかった。
『ごめんね??あんま、食べられなかったよね...』
「あなたが喜んでくれればいーの」
『もぉ、無理。好き。』
可愛いことを言う慎太郎は俺も好きだよーなんて...
まぁまぁ、とりあえずストーブのそばで
慎太郎が呼んでくれるまであたたまっていた。
「あなたー」
『はーい』
空の容器とスプーンをなおして
慎太郎の隣に行った。
「ちょっとひえた?」
『慎ちゃんとくっついてるから寒くないよ、
むしろ幸せ。笑』
少し眠気が襲ってきて慎ちゃんの肩にもたれた。
私の頭の上には慎ちゃんの
温かくて大きな手がおかれた。
『んー、、大好き。慎ちゃん。』
「俺も大好き笑」
慎ちゃんが額にキスを落とした時に
私はちょうど眠りに入ってしまった。




















寝てしまった彼女を寝室まで運んだ。
寝顔を見ると俺には勿体ないくらいの美人。


そして性格までいい。


こんな人なかなかいないだろうな...
「ほんとに可愛すぎる。」
頭を撫でると寝顔で笑うあなたは可愛くて
『大好きしんちゃん...』
ずっと言われてる言葉だけど
やっぱり慣れないし、嬉しくて。


しかも夢で言うなんて...
「あなたおやすみ。
また一緒にアイス食べような」
額に2度目のキスをした────。

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