次の日
教室
女達「ちっ、捻挫かよ」
女達「先輩、懲らしめるのはもう少し後にしますか?」
女達「いや、大丈夫」
女達「今日だ」
女達「あなたちゃぁーん!」
女達「ちょっと来てもらってもいぃ〜?」
空き教室
女達「お前調子乗ってんじゃねーぞ」
女達「兄達がイケメンだからってチヤホヤされてんじゃねぇよ」
女達「何?生徒会長だからなんでも許してくれるんですー的な?笑」
女達「部活の時お前より私の方がダンス上手いし、可愛いから!」
女達「てかさー、樹くんに近付かないでくれる?」
女達「私の樹くんだから…お前なんか樹くんの友達になんなよ」
女達「あぁ?口答えするわけ?笑」
女達「お兄ちゃんに守られてばっかの弱虫はなんにも出来ないから笑」
女達「ほら、すぐ泣く」
女達「何?痛くて泣く、怒られて泣く、とかもう幼稚園児??笑」
女達「たつくんとか、きもいんだよ」
女達「マジで失せろ」
ボコッ
女達「授業があるから今日はこれで許してやるよ」
女達「でも次樹くんに近付いたらもっと酷いことするから」
女達「さぁ??笑」
女子たちは教室に戻って行った
もう少しでチャイムがなる
急いで私も教室に戻った
女達「チッ」
これが地獄の始まりだった
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!