無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第20話

第十九話
ー佐久間sideー


俺は高地先生と一緒に職員室を出て
走って体育倉庫の方に向かった。
佐久間大介
佐久間大介
ねぇ、高地せんせー!
髙地優吾
髙地優吾
何ー?
佐久間大介
佐久間大介
あなたちゃんって暗いところ大丈夫なのー?
髙地優吾
髙地優吾
中学ぐらいから
暗闇がダメになったって言ってた!
佐久間大介
佐久間大介
早く行かないとっ……
そう聞くと俺は走る速度を早めた。

急いで階段を降りて
体育倉庫の近くに来た。

後ろを少し振り向くと
少しバテ気味の高地先生が
佐久間大介
佐久間大介
先生、こっち!

早くー!
髙地優吾
髙地優吾
ちょ、佐久間くん早いってー……
俺は隣でバテてる先生を無視して
扉の向こうにいるであろう彼女に声掛けた
佐久間大介
佐久間大介
あなたちゃん、中にいるの?

いたら返事して!
そう言うと
とてもか細い声で
高地(あなた)
高地(あなた)
さく、ま先輩……
彼女の声がとても震えているのが
扉越しにも伝わった。

早く出してあげないと!
佐久間大介
佐久間大介
ちょっと待っててね!すぐ出すから!
髙地優吾
髙地優吾
佐久間くん、鍵開けるから少しどいて。
高地先生はそう言うと
倉庫の鍵を手際よく開けた。

鍵を開けてもらうと
俺はすぐに倉庫の扉を開けた。


そこには暗闇に脅えていた
彼女が座り込んでいた。
高地(あなた)
高地(あなた)
優吾兄ちゃん………グスッ……

佐久間、先輩……グスッ……
泣いている彼女を見て少し驚いた。

彼女の表情が変わったのを見たのは
屋上で笑ったあの1回だけだったのだから。

こんな時に何を思ってるんだと言われるだろうが

彼女の涙がとても綺麗だと思ってしまった。
髙地優吾
髙地優吾
あなた、大丈夫?

怖かったな………
佐久間大介
佐久間大介
あなたちゃん、ごめんね。
俺が教室に迎えに行ってれば
こんなことにならなかったのに……
俺は泣いている彼女を放っては置けなくて
咄嗟に抱きしめて頭を撫でていた。
高地(あなた)
高地(あなた)
怖かった……グスッ…
相当怖かったのか
震えた小さな体で俺にギュッとしがみついてきた。

とても、愛らしく
守ってあげたいと思った。


俺は彼女の頭を撫でながら
落ち着かせていると
髙地優吾
髙地優吾
あなた、怖い思いして直ぐで悪いんだけど
どうしてこうなったか教室で話聞いてもいい?
と言われ

俺にしがみついたまま小さく頷いたが
手はまだ震えていた。
佐久間大介
佐久間大介
じゃあ、俺はあなたちゃんを先生に任せて先にk…
そう言って立ち上がろうとした時
高地(あなた)
高地(あなた)
一緒にいて欲しい、です………
弱ってる女の子にこんなこと言われて
ここで帰るわけにはいかないと思ってしまった。

それに、先生も仕事があるから
一緒には帰れないかもしれないしとか
色々考えてしまった。
佐久間大介
佐久間大介
あなたちゃんがそう言うなら一緒にいるよ!
髙地優吾
髙地優吾
じゃあ、教室に行こっか。

立てる?
高地(あなた)
高地(あなた)
力抜けた………
こんな怖い思いをした後に力が抜けないわけが無い。

俺は少しでも嫌な気持ちを飛ばして欲しいと思い
いつも通り振る舞うことにした。
佐久間大介
佐久間大介
よーし、なら運んであげよー!
高地(あなた)
高地(あなた)
え?
彼女はとても驚いた声を出した。

こういうことをあまりされたことがないのかな?

それに少し戸惑っているようにも見えたから
佐久間大介
佐久間大介
ほーら、後ろ乗って?

佐久間タクシーがどこまでも連れてくよ〜
そう言うと
俺は彼女に背中を向けてしゃがむと
高地(あなた)
高地(あなた)
ありがとう、ございます。
彼女はそっと俺の背中に乗ってくれた。

俺は彼女を背中に乗せて
教室へと向かった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回はここまで!


シリアス場面が続いて申し訳ないです💦
もう少ししたら明るいシーンも作りますので!!


いつも応援していただいてる皆様
本当にありがとうございますっ!

とても励みになってますっ!