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第19話

第十八話
ー体育倉庫ー

閉じ込められてから
どれだけだっただろうか。

スマホを持ってきていたら
外にいる優吾兄ちゃん達に連絡できたかもしれない。

頭ではそう思っていても
昔の事がフラッシュバックして
体が動かない。
高地(あなた)
高地(あなた)
っ……
怖さのあまり声も上手く出せない。

本当なら近くに誰かいるか声を出せば聞こえるのかもしれないのに……。


そう思ってる時に外から聞きなれた声が
佐久間大介
佐久間大介
先生こっち!

早くー!
髙地優吾
髙地優吾
ちょっ、佐久間くん早いってー
優吾兄ちゃんたちの声だ。

私はここだよって言いたいが上手く声が出せない。

声が出せないならと
私は力を振り絞って扉の近くに行き
扉を叩いた。
佐久間大介
佐久間大介
あなたちゃん、中にいるの?

いたら返事して!
高地(あなた)
高地(あなた)
さく、ま先輩………
佐久間大介
佐久間大介
ちょっとまっててね!すぐ出すから!
髙地優吾
髙地優吾
佐久間くん鍵開けるから少しどいて!
そう言うと優吾兄ちゃんは倉庫の鍵を開けた。

扉が開くと私はその場に力が抜けて座り込んだ。
高地(あなた)
高地(あなた)
優吾兄ちゃん………グスッ……

佐久間、先輩……グスッ……
髙地優吾
髙地優吾
あなた、大丈夫?

怖かったな……
佐久間大介
佐久間大介
あなたちゃん、ごめんね。
俺が教室に迎えに行ってれば
こんなことにならなかったのに……
そう言うと、佐久間先輩は私の頭を優しく撫でた後
そっと抱きしめてくれた。
高地(あなた)
高地(あなた)
怖かった………グスッ…
私は先輩にしがみつく様に抱きつき
泣いていた。
髙地優吾
髙地優吾
あなた、怖い思いして直ぐで悪いんだけど
どうしてこうなったか教室で話聞いてもいい?
優吾兄ちゃんは私の隣にしゃがみ
状況確認のために話を聞きたいと言ってきた。


私は静かに頷いた。
佐久間大介
佐久間大介
じゃあ、俺はあなたちゃんを先生に任せて先にk……
高地(あなた)
高地(あなた)
一緒にいて欲しい………です………
自分でもどうしてそう思ったかは分からなかったが
自然と体と口が動いていた。

たぶん、佐久間先輩の温もりがとても落ち着くのだろう。
佐久間大介
佐久間大介
あなたちゃんがそう言うなら一緒にいるよ
髙地優吾
髙地優吾
じゃあ、教室行こっか。

立てる?
高地(あなた)
高地(あなた)
力抜けた………
佐久間大介
佐久間大介
よーし、なら運んであげよー!
そう言うと佐久間先輩は私の前にしゃがみ背中を向けた。
高地(あなた)
高地(あなた)
え?
私は驚き、どうしていいのか分からなかった。
佐久間大介
佐久間大介
ほーら、後ろ乗って?

佐久間タクシーがどこまでも連れてくよ〜
沈んでいる私を少しでも励まそうと
彼なりに気を使ってくれたのか
いつも通り明るく優しい声で
私に接してくれた。


私は言葉に甘えて背中に乗って
大人しくおぶられた。
高地(あなた)
高地(あなた)
ありがとう、ございます。
そう言うと教室まで運んでくれた。



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主人公ちゃんをどうするかめちゃくちゃ迷いましたが
初めの方は少し優しめなパターンにしました!

徐々にキツめにしていこうかなって
思ってるのですが
なにかいい案があったら
コメント欄で教えてくれると嬉しいです!