第156話

HOKUTO.2
7,866
2020/11/16 13:14
大我side


最近の北斗はほんとに忙しいみたいで


俺だってちゃんと見てるんだよ、、?


もう疲れてるなんてレベルじゃないと思う、



忙しさのせいでちゃんと食事も取ってないんだろうな、すごい痩せてるし、頬がこけてしまってて、、


顔色最悪で、足取りもなんかふわふわしてるし、むしろなんで動けてるのかわかんない、



北斗のプロ意識の高さはすごく尊敬するけど、そろそろ限界でしょ、、?


このままじゃ体壊しちゃうよ、、




(樹)北斗、今日はこれで仕事終わり、?


(北斗)ん、、そう、、



(ジェシー)明日は、?


(北斗)映画、、



(慎太郎)ちゃんと食べてる?



(北斗)うん、、



さっきからみんなが心配して声掛けてるけど、返事するのもしんどそう。



(カメラマン)はい、最初北斗くんから撮りますー。


分かりました、ってフラフラとカメラの前にいく北斗。


(カメラマン)お、いいね、その表情。



なんでそんな頑張れんの、、



戻ってきた時にはもう顔面蒼白よ、、



グラッ


急に北斗の体が傾く


(優吾)ちょ、あぶなっ、、



高地が受け止めてくれて、



(ジェシー)北斗、明日の撮影、延期にしてもらおう?俺が頼むから。


みんなが心配してそう言ってるけど



(北斗)大丈夫、だから、、やるっ、




なに言ってんだよ、、このままじゃ、ほんとに大変なことになる、、

(大我)北斗、自分の体のこと考えて、今の北斗はもう限界、、



ちょっときつめに言ってしまった



(北斗)なにが!なにがわかんの、京本に!頑張ってんの、分かんないだろ、!



そう言って泣き出して、帰ってしまった北斗



あ、、やらかしたよね、俺、、



分かるよ、、?北斗が頑張ってんの、、


苦しんでる北斗がこれ以上苦しむ姿が見てられなくて、、



なにやってんだろ、逆に追い詰めちゃったよ、、



思わず涙がでてくる。



(樹)きょも、、大丈夫だから。きょもは悪くないから、、



(慎太郎)北斗のこと考えて言ってくれたんでしょ?



(優吾)お前が言ってなかったら、俺が言ってた、、



みんな北斗のことが心配で仕方ない



でも、この時無理矢理にでも止めてたら、あんなことにはならなかったよな、、


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