北斗side
高地が今日は静かだな、、長いこと車に乗ってるし、車酔いしちゃったかなって聞いてみたら
偏頭痛に苦しめられてたみたい。
俺も偏頭痛あるけどあれほんとに辛いからね。
目的地に着いてからはもっと静かになってて、時々カメラが回ってないところでは顔しかめたりしてる。
(大我)ねー、高地今日テンション低くない?
(優吾)え?どこが?全然?
そんなこと言ってるけどそろそろ限界なんじゃないかな、、
さっきからジェシーが大きい声で笑う度に頭に響くのかしんどそうにしてる。
みんな楽しそうにしてるから言うタイミング逃したんだなって、気がついて高地に話しかけようとしたんだけど、、
(優吾)っ、、いっったい、、
カメラが回ってるにも関わらず頭押さえてしゃがみこんだ高地。
あ、やばいかも、、
(ジェシー)こーち!?
(樹)どうした!?
(北斗)一旦カメラ止めて。頭痛いの酷くなっちゃった?
(優吾)う、ん、、
返事をするのも辛そうだから、とりあえず車に戻ろう。
(北斗)ジェシー、運べる?あ、あんま揺らさないようにね。
(ジェシー)おっけい、、
車に戻ったけど、なかなか痛みが引かない様子で、、
(北斗)光辛いでしょ。ちょ、このライト切れる?
(大我)みんな出来るだけ静かにしたげよ。音とか光も辛いんだよね?
(樹)大我詳しいね。
(大我)北斗が前言ってたから。
しばらくしたら痛みは落ち着いてきたみたいで、無事に撮影も出来た。
(北斗)次からは限界くる前に言ってよ?
(優吾)はい、。
完
リクエストありがとうございました❗️
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。