北斗side
ん、ここ病院、?
あ、そうだ。俺急に苦しくなって、倒れたんだ、、
重たいなって思ったら京本が俺の上で寝てて、他のみんなはベッドの周りで椅子に座ったまま寝ちゃってて。
あー悪いことしたなって思った。
(樹)あ、北斗?北斗!? みんな北斗起きた!
(慎太郎)北斗ー!
樹がこれでもかってくらい俺の名前を呼んでくれて、慎太郎が涙目をして笑ってくれて、
まだ体を動かす元気はなくて、
(北斗)ごめ、京本どかして、。
上で寝てる京本を起こしてもらう。
(大我)ふぇ?北斗、おきた!?
よっぽど疲れさせてしまったのか、眠たそうな顔をしてる。
(ジェシー)昨日食レポで食べたやつにエビが入ってたんだって。アナフィラキシーショック起こして大変だったんだよ?
(樹)体は大丈夫か?
(北斗)ん、ちょっと怠いけど、、ねぇこれ外して、?
酸素マスクを外してもらいたくて、、
(大我)だーめ。まだ脳に酸素足りないからダメだって。
(北斗)えー、、
(樹)今日はきょもの言うこと聞いときな。きょもが居てくれたから北斗一命とりとめたんだよ?
(北斗)え、そ、なの。そっか、、ありがとうな。ホントに。
(大我)当たり前のことしただけ。だってメンバーじゃん。
(北斗)だな笑
(大我)うわ、今めちゃめちゃ恥ずかしいこと言ってる俺笑
恥ずかしそうにしてるけどホントにそうだなって思った。メンバーがいなきゃ、もっと大変なことになってたかもしれない。
今日は京本に、メンバーみんなに感謝しなきゃな。
完
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!