道枝side
はぁ、はぁ、やばい。ちょっと動いただけなのに息が上がってしまう。
大吾くん達に心配されたけど、誤魔化して
楽屋に戻る。
目眩が復活してきて、思わず床にしゃがみこむ。
ちゃんとしろ、俺の体、、
ほんとはしんどいけど今日は後輩のジュニアだっておるし、倒れたりしたらみんなに迷惑掛かる、、
早く立ち上がらないと誰か来ちゃう、、
(長尾)みっちー。みっちー!
(道枝)長尾、、。
目眩が酷くて目元を押さえる
(長尾)うわ、顔、白っ、大丈夫なん?ほんまにいける?
(道枝)やる、、
貴重な機会を台無しにしたくない、、
でも曲中、また酷い目眩が襲ってきて、立っているのも辛くて、気が付いたら体は床に打ち付けられてた。
(長尾)みっちー!?
音も視界も遠ざかっていって、最悪や、、
そこから意識を飛ばしたみたい、、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。