ジェシーside
吐き気が収まったかと思ったら、今度はお腹も痛くなり出して、、
トイレに駆け込んだはいいけど、かなり下してて、めちゃくちゃしんどい。
(ジェシー)っ、うぅ、いっったい、、
さすってもさすっても良くならなくて、、
(樹)お腹大丈夫そうー?落ち着いたら出てきなよ?冷えちゃうからな、
樹が心配するからどうにかトイレから出たけど、まだぐるぐるしてる。
ガチャ
(ジェシー)ごめ、、もぉ大丈夫、、
(樹)絶対大丈夫じゃないだろ、って、おい!?
樹に倒れこんじゃった。だめだ、、しんどい
でも立たないと樹細いから潰れちゃう、、
(樹)ちょっと抱えるのは無理だけど、支えるから歩ける?
(ジェシー)ん、樹潰れちゃう、、
(樹)潰れないわ笑 男一人支えるくらいなんてことないわ、、
そういってベッドまで連れてってくれて、しばらくしたら眠たくなってきて、、
数時間後
(樹)あ、起きた?もう大丈夫そうー?
(ジェシー)え、ごめん。まだ居てくれたの。
帰ってくれたら良かったのに、、
(樹)病人置いて帰れるわけないだろ。
(ジェシー)あ、樹潰れてない?俺重たかったろ?
(樹)見ての通り潰れてないわ笑
(ジェシー)あ、ほんとだ、AHAHA!
完
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!