ラウールside
(ラウール)うぅ、うぇ、、、ゲホ、はぁ、はぁ、
苦しい、気持ち悪い、
ゼリーを一口食べただけでこんだけ気持ち悪くなるなんて、やっぱりおかしいのかな僕の体、、
最近忙しくて食べることを疎かにしてたら、今じゃ水を飲むのがやっとになってしまった
こんなんじゃ、仕事にだって支障が出る
時々目眩がして、メンバーのみんなには
大丈夫か?最近痩せすぎじゃない?
って心配されちゃうし、
カメラマンさんにはもっと笑ってー?
って、言われちゃうけど、
笑えない、このままじゃ倒れちゃう、、
食べなきゃ食べなきゃって分かってるけど
食べられない自分が嫌になって、
気が付いたらカッターナイフを持って、
自分で自分を傷つけてる、、
(ラウール)って、いっったい、、
痛いだけで気持ちよくなんかないけど
それでも最近はこれが手放せない、、
食べられない、仕事に支障が出る、負のループだよね、、
どんどん自分の体が蝕まれていくのを感じた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。