阿部side
練習したはいいけど、今の頭じゃ全く振りが入ってこなくて、もうだめだって、苦しくなって、
思わず部屋を飛び出た。
向かったのはトイレの個室。
(阿部)って、、
また自分を傷付けることで落ち着いてる自分
こんなことしても何も変わらないのに。
そう思ったら苦しくなってきて、ギュって傷つけた手首を握りしめる
(阿部)は、はぁ。しんどい、、
もう何日も食べてない体は思うように動いてくれなくて、ふらふらして、目眩がやばくて、 どうにかトイレから出たけど
その場に座り込んだ。
お願い、、誰か、、
(佐久間)あ、阿部ちゃんいたよ!
(岩本)大丈夫か、立てる?
そういって手を引いてくれたんだけど手首の傷がいたくて、、
(阿部)いた、、!
思わずそう言っちゃった。だめだよ、ばれちゃうから、、
(岩本)ごめん!?立てないなら運ぶから。
そういって抱き上げてくれた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。