北斗side
慎太郎にご飯に誘われたけど、今の体じゃ何も食べられる気がしなくて断る。
今日こそはこれくらいは食べないとって、ゼリーを手に取る。
ちょっと口に含んで飲み込む。
でもやっぱり気持ち悪くなって、戻してしまう
(北斗)はぁ、はぁ、うぅ、
そろそろ限界かも、松村北斗壊れそうだわ
次の日のドラマの撮影
(カメラマン)北斗くん、役作り完璧すぎて心配なくらいだよ?
(北斗)いや、全然大丈夫です。
嘘です。今も何故だか体がだるくて、目眩がしてるし、でもやらないと。
(カメラマン)はい、カット。
やっと全ての撮影が終わった。
その安心からか一気に体の力が抜ける
音も光も全部シャットダウンされたみたいで、手先は痺れて上手く動かない
スタッフさんが慌てて来てくれて何か言ってるんだけど何も聞こえなくて、、
そこからの記憶はあまりない、、
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。