俺は長尾と付き合ってる。
告白は長尾からだった。
さっきのやり取り見たら仕方なく付き合ったんじゃないかと思われるかもしれないけど、
別にそんなんじゃない。
俺は普通に長尾が好きだ。
しっかりこの気持ちを伝えたいと何度も思った。
でも長尾の前に立つと、
「好き」「可愛いね」「愛してる」
こうゆう甘い言葉が出ない…
なぜだか言葉が詰まってしまう。
態度もなんだか素っ気なくなってしまう。
…どうしたらいいんだろ、、
長尾_
みっちーは、
いわゆるツンデレで…
いや、
デレた事ないかも…
とにかく僕にツンツンで、
まだ1度も
好きと言ってもらったことがない…
キスも毎回僕からで、
みっちーからしたことは1度も無かった。
みっちーは本当に僕が好きで付き合ってるん
だろうか…
仕方なく付き合ったのではないかと、
毎日思ってしまう…
今日は仕事が休み。
ゲームしたりYouTube見たり、
ゴロゴロしてたら、
昨日夜更かししたのもあって、
眠たくなってきてしまった。
軽く昼寝でもしようと思い、
リビングのソファーに寝っ転がり、
目を閉じた。
あれから数分して、
誰かの足音がした。
まだ僕は完全に寝れてなくて、
目をつぶっているだけだった。
足音の犯人は、
…きっとみっちーだろう。
ごめんみっちー…
起きてるんだよね…笑
面白そうだから寝たフリを続けた。
え、…
今可愛いって…
何かの間違いだろう…
だってみっちーがそんなこと言うはずない…
え、え、え、//
どうゆう状況ですかこれ?!
でもみっちーに好きって言ってもらうの初めてやな…
ほんまは僕のこと好きやったんやな〜…笑
やっぱりツンデレやん笑
突然みっちーが僕の頬を触る。
ヤバい…
めっちゃ反応しちゃった…
まだバレてないよね?…
急にみっちーがキスしてきた。
みっちーからは初めてで動揺が隠せない。
角度を変えて何度もキスしてくる。
バレないように呼吸を整えて、
みっちーのキスに耐えていた。
さっきまで軽めのキスだったのに、
急にみっちーの舌が入ってきて、
より激しく甘いキスに変わった。
さっきまで抑えれていた声が、
口の隙間からこぼれ出てきてしまった。
ヤバい、!
声抑えないとバレる…
っと思っていたものの、
キスはいっそう激しさを増す。
息が切れてしまいそうになり、
みっちーの胸元を叩いた。
思い出しただけで顔が赤くなる…
恐らく真っ赤になった僕を見て察したのか、
みっちーまで真っ赤に染まって行った。
みっちーに抱きつく。
end…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。