俺の好きな人には……好きな人がいます。
さかのぼる事3ヶ月前_
同期で同い年のみっちーの事が
前々から気になっていた。
自分でもなんでかは分からないけど
気づいたら好きな人、になってた。
みっちーのためなら何だってしたい。
ずっとみっちーの隣に居たい。
こんなに好きなのに君は…
…恭平が、
好き?…
あぁ、そっか…
俺の恋は終わったんだな…笑
俺が恭平に勝てるわけない。
みっちーはイケメンだし多分大丈夫だろ、
俺はもう絶対に無理と悟った。
だからこの気持ちは伝えないことにした。
この時の俺は、
ちゃんと笑えてたかな…笑
俺は恭平と仲がいいから、
1番最悪な立ち位置になってしまった。
相談役。
それで今に至る。
相談役なのは変わりない。
正直この立ち位置はしんどい。
けど、みっちーの恋を応援するため…
そう考えたら、
少し楽になったかも。
ほんとに、
俺の恋は終わるんだな…笑
失恋か…笑
ありがとうみっちー。
俺の分も幸せになってね…
恭平よりも沢山話してるし、
沢山君の事助けてるのに、
どうして俺を選んでくれないの?…
泣きそうになるのをグッとこらえる。
もう考えるのは辞めよう…
あれからちょっと経ち、みっちーが帰ってきた。
どうせ付き合いました報告でしょ?…
そんなの聞きたくない…
目の前で好きな人が泣いてる。
状況が読めなかった、
OKされる前提で考えていたからだ。
俺はみっちーを優しく抱きしめる。
ずるいよね俺って、
でも今の俺には、
失恋したみっちーの傷を癒して、
俺の事好きになってもらう事しか
出来ないんだ…笑
俺はみっちーの服の襟を掴み顔を近ずける。
少しずつでいい。
こうやって俺の沼に浸かって、
いつしか、
溺れさせてあげるから…
なに今更…?
俺はみっちーの手を引き、
俺の方にみっちーを引き寄せる。
俺は前と同じようにみっちーの服の襟を掴み、
俺の方に引き寄せキスをする。
舌を入れても、
みっちーは抵抗しない。
そうゆう事だよね?笑
俺はみっちーの耳元でこう囁く、
何も言わず、ただ顔を赤らめるみっちー。
ほら、言ったでしょ?笑
ほら、もう既にみっちーは
俺のトリコなんだから…笑
俺に、溺れて?笑
end…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!