ある夏の放課後、ロッカー教室で小原くんに声をかけられた。 「ブラをしているのか？」 この忘れたくても忘れられない出会いが、地味女子だった私を大変身させてくれたんだ。

小さい頃から漫画の中のヒーローに憧れていた でも僕にはヒーローの素質がなかった 現実は不公平であり不平等 幼くして知った社会の現実 僕は ヴィランだ

アラサーの荒川 綾は、閉鎖病棟で過ごし、絶望的な日々を送っていた。 綾の人生が大きく狂ってしまったのは、小学五年生のときの出来事がきっかけだった。 ある日、主治医に“人生をやり直せる薬”を与えられ……？