道枝Side
どうも、勢いは枝から道枝駿佑です!
あなたね、くっそ可愛い。そしてくっそ軽い。
これなら一生お姫様抱っこしとけるで、
道枝姉「駿佑ー!早く連れてったげてー」
道枝「はーい」
道枝母「荷物は全部あんたの部屋に置いといたからな」
道枝「おっけーおっけー」
ーin部屋ー
道枝「あなたー、起きてー」
『…zzZ』
道枝「ふーたーばーさーん」
『んー、…zzZ』
道枝「ふーたーb」
『ふたばやぁー、』
可愛い
道枝「夜ご飯シチューなんやけど要らん?」
『いるぅー、…zzZ』
道枝「じゃあ起きてー?」
『たぶんむりぃ、…zzZ』
え、可愛い
道枝「起きひんと食べれんでー」
『いやぁ、、、…zzZ』
あ、電話
プルルルルルルルプルルルルルルルプルルルルルルルプル
みゆ「はい、みゆです」
道枝「あ、僕、」
みゆ「え、オレオレ詐欺ならぬボクボク詐欺?」
道枝「地味にSixTONESさんの曲聞こえてきそう」←
みゆ「うん、みっちーね、どーしたの?」
道枝「今うちであなたを預かってまして、全然起きひんのやけど起こす方法みゆ知ってるかなーって」
みゆ「あー、あなたに変わって?」
道枝「ほーい、あなた!みゆだよ!」
『みゆー?』
みゆ「起きて起きて、てかなんでみっちー家いんのよ」
『ん、あー、起きる起きる。かくかくしかじかで、もう少ししたらわかるよ』
みゆ「起きてよかった。え、いつ帰ってくんの?」
『ありがとうございます。ちゃんと決まってはないんだけど、2、3週間後かな』
みゆ「学校は?」
『休みとか、リモートとか』
みゆ「そ、じゃあ明日からの朝はどーする?」
『いつも通りで行きましょか』
みゆ「おっけー、じゃ、」
『ばーい』ガチャ)
道枝「起きたねw」
『朝は、自分で起きる1割、お兄ちゃんに起こされる1割、みゆのモーニングコール8割だからさ』
道枝「マジかw」
『まぢまぢ、てかみっちーの家来たのなんだかんだ始めてかも』
道枝「確かに、あなただけ来たこと無かったかも」
『うわ、悲し』
道枝「じゃあ夜ご飯食べるか」
『シチュー?』
道枝「おん、」
『作ったのみっちーじゃないよね?』
道枝「違うけど、そうだったらなんかあった?(((圧」
『イイエナンデモナイデス』
(『うわ、おいし!おいしいです!』)
(道枝母「ありがとー!あなたちゃんがそう言ってくれて凄い嬉しい!」)
(道枝姉「私もあなた来てくれて嬉しい!」)
(道枝父「やっぱり現実でも可愛いんやな」)
(『え、皆さんありがとうございます』)
(道枝「え、話す前にとりあえず食べようよ」)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。