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2021/07/27

第4話

3話
…週が明けてしまった…。

あ"あ"~~~~!もう!
本ッッッ当に落ち着かねえ!!!


告白、されるのかな、おれ。
して、くれるかな。

好きだよって。
伝えて貰うべき?伝えるべき?
何度自問しただろうか。

…取り敢えず、飯食おう…。
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
…はよ
佐々倉碧波(ささくらあおは)
佐々倉碧波(ささくらあおは)
おっはよ~
姉さんのテンション高めな声にビビる。

寝起きの頭にはきつい。
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
…テンション高くね?
佐々倉碧波(ささくらあおは)
佐々倉碧波(ささくらあおは)
あんたが低いだけよ。

も~~、今日ついにカップル成立すると思うとドキドキしちゃう!
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
姉さんってもしかしてさ、あれ?
腐…?ってやつ?
佐々倉碧波(ささくらあおは)
佐々倉碧波(ささくらあおは)
悪い?
まさか弟という身近なところでBLが拝めるとはッ…!尊い!
一人で悶えている姉さんを尻目に、台所へ向かう。

食パンを2枚取りだし、トースターに並べる。
ケトルに水を入れて沸かす。
卵を2つ割ってフライパンに落とす。ついでにベーコンも。
フライパンに蓋をして、コーヒーをドリップする。
コーヒーのなんか、固定する奴(語彙力)にコーヒーフィルターをセットして、粉を入れる。
沸騰したお湯を少しずつ注ぐと、コーヒーがカップに落ちてくる。
1/3くらいカップに淹れたところで、そこに牛乳と砂糖を入れる。
…苦いの無理。
姉さんは、ブラックコーヒー。
大学生のくせに味覚おじさんっぽいんだよな…

さあて、そろそろ焼けたかな~?
蓋を開くと、いい感じに半熟の目玉焼きと縁がカリカリになったベーコン。

タイミング完璧…✨

チーーーン
と、トースターが鳴る。
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
あつっ
トーストをお皿にのせて、目玉焼きとベーコンをその上にのせる。
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
姉さんごはん~
佐々倉碧波(ささくらあおは)
佐々倉碧波(ささくらあおは)
ほーい
今日は櫂翔が作る番か
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
今さら?
佐々倉碧波(ささくらあおは)
佐々倉碧波(ささくらあおは)
明日なに食べたい?
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
しゃけ
佐々倉碧波(ささくらあおは)
佐々倉碧波(ささくらあおは)
買ってくるならいいよ
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
…じゃあいいや
会話を交わしながら席に着き、
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
いただきます
佐々倉碧波(ささくらあおは)
佐々倉碧波(ささくらあおは)
いただきま~す
と、声を揃えて、食べ始める。
佐々倉碧波(ささくらあおは)
佐々倉碧波(ささくらあおは)
あ、そういえば昨日連絡あったんだけど、夏休みに父さんと母さん、一週間くらいこっちに戻ってくるって
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
げ…
佐々倉碧波(ささくらあおは)
佐々倉碧波(ささくらあおは)
露骨に嫌そうな顔しないの
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
だって…
おれの両親は海外へ仕事に行っている。
戻ってくるのは年に1、2回。
おれは正直、父さんと母さんがにがてだ。
勉強のことしか言わない父さんと、無駄に溺愛してくる母さん。
2人は喧嘩していることの方が多い。
だから俺は、姉さんとの2人暮らしの方が楽なのだ。
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
…その日煌汰の家行く。
佐々倉碧波(ささくらあおは)
佐々倉碧波(ささくらあおは)
…なに、なにするつもりなのよ
姉さんがにやにやしながら聞いてくる。
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
なんもねえって!
…逃げたいんだよ。
佐々倉碧波(ささくらあおは)
佐々倉碧波(ささくらあおは)
たまにはちゃんと話してみなさい。
もう子供じゃないって、わかってもらえば向こうもなにも言わないわよ。
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
うん…
まあ、姉さんが言うなら…←
佐々倉碧波(ささくらあおは)
佐々倉碧波(ささくらあおは)
あんた、時間
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
うぉ、やべ
急いでトーストを齧る。
歯を磨きながら鏡で身だしなみを整える。
顔を洗うと、どこか自分が引き締まって見えた。
制服を身に纏い、鞄の中身をチェック。

よし、大丈夫だな。
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
じゃ、行ってきまーす!
佐々倉碧波(ささくらあおは)
佐々倉碧波(ささくらあおは)
いってらっしゃい!頑張りなさいよ!
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
うん!
さて、と。
速足だと10分もかからずに煌汰の家に着いてしまう。


よぉし…

緊張しつつも、インターホンのボタンを押し込む。


ピンポーン

電子音、というよりは鐘の音に近い煌汰の家の呼び鈴。

程無くして。

出てきたのは
湯嵜颯汰(ゆざきそうた)
湯嵜颯汰(ゆざきそうた)
かいくん
煌汰の兄の、颯汰君だった。
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
ッ…え、あの、煌汰は
湯嵜颯汰(ゆざきそうた)
湯嵜颯汰(ゆざきそうた)
なんかあいつ、頭痛いらしくて。
後から行くからかいくんに先に行ってて欲しいって。
え…。
なんだよ、それ。
湯嵜颯汰(ゆざきそうた)
湯嵜颯汰(ゆざきそうた)
あ、あとこれ。
そういって、丁寧に折りたたまれた紙を貰う。
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)

これは?
湯嵜颯汰(ゆざきそうた)
湯嵜颯汰(ゆざきそうた)
なんか、コウが渡しとけ。って。
読んどいて欲しいってさ。
ま、まさか、告白…?!

…直接言われると思ってたのに…
ちょっと残念。
湯嵜颯汰(ゆざきそうた)
湯嵜颯汰(ゆざきそうた)
ごめんね!引き留めちゃって。
時間大丈夫?
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
あ、そろそろ行かないとまずいっす
湯嵜颯汰(ゆざきそうた)
湯嵜颯汰(ゆざきそうた)
だよね、いってらっしゃい!
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
あ、煌汰にさっさと来いよって言っといてください。
湯嵜颯汰(ゆざきそうた)
湯嵜颯汰(ゆざきそうた)
ん!了解!
速足で登校しながら、紙を開いて読んだ。


そこには。




今日の放課後、4階角の空き教室で待ってる。
来て欲しい。


丸みを帯びた、煌汰の字でそう書かれていた。
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
ッ…
かわいい…




かわいい?なにが?字が?え?
ちょっっとまて、おれ、おかしいぞ?
教室に入った瞬間
中園遥稀(なかぞのはるき)
中園遥稀(なかぞのはるき)
カイ~!
おっはよー!ってあれ、こうちゃんは?
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
なんか頭痛いんだって。
後で来るらしい。
中園遥稀(なかぞのはるき)
中園遥稀(なかぞのはるき)
ふ~ん。
別々で来るなんて珍しいなぁ。
史上初じゃない?
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
…確かに、そうかも。
と、会話を聞いていた女子たちが、
女子生徒1
今日、櫂翔君ひとりだって!
女子生徒2
やば、狙い目じゃね?
と、話している。
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
…あほか
という呟きは、彼女たちに届いていないことを祈りたい。
結局煌汰が来たのは、2時間目のとちゅうだった。


授業が終わって。
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
煌汰~。
大丈夫か?
湯嵜煌汰(ゆざき こうた)
湯嵜煌汰(ゆざき こうた)
あぁ、かいちゃん。
うん、大丈夫だから、きにしないで。
中園遥稀(なかぞのはるき)
中園遥稀(なかぞのはるき)
あ!こうちゃん、大丈夫だった?
湯嵜煌汰(ゆざき こうた)
湯嵜煌汰(ゆざき こうた)
はるっち!うん、もう元気~
なんだ、それ
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
煌汰ッ…
湯嵜煌汰(ゆざき こうた)
湯嵜煌汰(ゆざき こうた)
ッ…あ、はるっち!1時間目何した?
中園遥稀(なかぞのはるき)
中園遥稀(なかぞのはるき)
え、カイに聞けば…
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
佐々倉櫂翔(ささくら かいと)
おい…
湯嵜煌汰(ゆざき こうた)
湯嵜煌汰(ゆざき こうた)
い、行こ!社会だったよね
中園遥稀(なかぞのはるき)
中園遥稀(なかぞのはるき)
あ~、うん…
なんで、無視するの…。

そんな、おかしいだろ…ねえ…。

煌汰…。