私たちは全速力で駆けました。
おそ松は私のことをおぶったまま走りました。
でも人間、ピンチの時は力を発揮できるのでしょうか。
火事場のばか力ってやつでしょうか。
とにかくものすごい速度で走りました。
ですが……
囲まれてしまったのです。
怒鳴る弥生時代の村人さんをおそ松はジーッと見つめました。
おそ松が未来という言葉を口にしたとき、弥生時代の村人さんは、頭の上に?マークを浮かべました。
説明できないおそ松に代わってチョロ松が話しました。
チョロ松は自分達は威嚇していないことを必死で伝えようとしています。
さすがにこの状況だと、頭のいい一松でもいい案が浮かんでこないらしいです。
他のみんなも黙りこくっています。
しかも
この危機的状況で十四松がいなくなりました。
私たちは村人さんにバレない範囲で十四松を探しました。
ですが村人さんに呼ばれてしまい、十四松探しが出来なくなりました。
私たちは村人さんに囲まれながら長の住む大きめの家の前まで歩きました。
おそ松はなおも私のことをおぶってくれています。
ちょっと怒ったみたいに言われて私はビックリしました。
村人さんに怒られてしまいました。
村人さんが長を呼びました。
すると………………
……………………………………………………?十四松?
(NEXT)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!