私には大好きな親友が居た
年上だけもとても優しくて
面白くて
そばに居ると落ち着くようなお兄さん
そんな笑顔のお兄さんにヒマワリの種を上げた
早速私達は花瓶を買いに行こうと電車に乗り座っていた
『スクッ』
『グサッ』
そして私はユウヤの腕にしがみつく
『ベチャッ』
そう、ユウヤは既にこの家族のお父さんを殺していたのだ
『ドンドンッ』
だけど内側から人がドアを押していたので開けれない
私はドアの前まで来て窓を手で割った
『パリーンッ』
ギュッ
ハハッ。小学生が何言ってんだよって話だよね
彼の目はゴミを見るような目だった
グサッ
『ガラッ』
ユウヤは、外に出て
『グチャッ』
電車に引かれた
バタリッ
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今日はユウヤの命日お墓参りとユウヤの部屋に少し行こう
そして私達はお墓の前で手を合わせた
『スタスタ』
『ガラガラガラ』
そこにはヒマワリが満遍なく咲いていた
『ガサッ』
撒いて・咲いて・枯れて……人生もこんなのかな
ユウヤ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!