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第105話

残酷な現実⑩
あれから数日、彼女はまだ目を覚まさなかった
俺は今日も彼女の手を握って話しかける
DJふぉい
DJふぉい
今日は晴れてるよ…、起きたら散歩に行こ…?
DJふぉい
DJふぉい
綺麗な花もあるよ…
DJふぉい
DJふぉい
俺、似合うと思って可愛い服買ってきたっちゃん…、お揃いだよ…?
あなた
あなた
DJふぉい
DJふぉい
ねぇ…っ、そろそろ起きてよ…っ
彼女は反応してくれない
手を握っても握り返してくれない
絃歩くんと呼んでくれない
現実だとわかっていても辛くて認めたくなかった
DJふぉい
DJふぉい
…っ…ヒック…グスッ
DJふぉい
DJふぉい
ねぇ…っ、俺辛いよ…っ
絶対に吐かないと決めていた弱音
でもそれはいとも簡単に出た
DJふぉい
DJふぉい
寂しいよ…っ、俺一人は嫌だよ…っ
DJふぉい
DJふぉい
グスッ…ヒック
俺は頑張って涙を止め彼女を励まし続けた
ガラッ
DJ社長
DJ社長
ふぉい…
DJふぉい
DJふぉい
社長…忙しいのに…
DJ社長
DJ社長
大丈夫っちゃん…、今日は医者からの説明の日や
DJふぉい
DJふぉい
はい…
DJ社長
DJ社長
とりあえず…行こう
俺たちは言われていた応接間に通された
ガラッ
DJ社長
DJ社長
失礼します…
DJふぉい
DJふぉい
失礼…します…
医者
医者
お待ちしておりました、おかけください
俺たちは椅子に座り、その医者の対面になった
医者
医者
彼女さんの容態ですが…
医者
医者
あまり良いとは言えません。昏睡状態がかなり長く続いていて回復しているとは現段階では言えません。
DJふぉい
DJふぉい
えっ…
DJ社長
DJ社長
な、何言って…
俺は頭を鈍器で殴られたような衝撃が走った
医者
医者
また一日に何度か心拍数も落ちています。持ちこたえてはいますが、あれでは体に負荷もかかります。
医者
医者
この状態が続くようなら、先は長くないかと…
DJふぉい
DJふぉい
…っ、何言ってるんですか…?
DJふぉい
DJふぉい
一命は取り留めたって言ってたじゃないですか…!!
医者
医者
昏睡状態がここまで続くとは私どもも予想していませんでした。
医者
医者
かなり衝撃が強かったみたいです。打ちどころの関係で記憶に影響はありませんが…
医者
医者
あと三日ほどが山場かと…
DJふぉい
DJふぉい
は…?
DJ社長
DJ社長
ど、どういう…
医者
医者
はっきり申し上げるならば、あと三日
目を覚まさなければ命の保証はありません…
DJふぉい
DJふぉい
…っ
俺は初めて『死』というものを意識した
今まで目を背けてきた
怖いから


彼女は大丈夫だと信じきってきた
でも背けてはならなかった
DJふぉい
DJふぉい
…なんで…っ
DJ社長
DJ社長
先生…、彼女を助けて下さい…
医者
医者
私達も最善を尽くします。皆さまもなにが一番なのかお考えの上、時間を過ごして下さい…
医者
医者
では私は次の患者様がいらっしゃるので…、失礼します
そう言い、医者は部屋を出ていった
先生が部屋を出ていった瞬間俺は体から力が抜けた
立とうにも立てない
フラッ
DJ社長
DJ社長
ふぉい!
DJふぉい
DJふぉい
しゃ、社長…
俺はその場に膝から崩れ落ちた
涙が止まらない、嗚咽が漏れる
DJふぉい
DJふぉい
なんで…なんでっ…!!
DJふぉい
DJふぉい
なんでなんだよ…!!
俺は力強く床を何度も殴った
ドカッ!ドカッ!
DJ社長
DJ社長
ふぉい!やめろっ!!
DJふぉい
DJふぉい
だって…!だって…!
社長が俺の手を止めた
拳は赤くなりアザもできていた
DJふぉい
DJふぉい
こんな痛みなんか…比べ物にならないっすよ…!!
DJふぉい
DJふぉい
なんで…っ!よりによって…!!俺でいいじゃねーかよ!
DJふぉい
DJふぉい
なんで俺にバチが当たらねぇんだよ…!
DJふぉい
DJふぉい
なんで…なんで…彼女なんだよ…っ
俺はとめどなく涙が溢れて止まらなかった
DJ社長
DJ社長
ふぉい…やめろ…っ
DJふぉい
DJふぉい
俺が悪いやつだから?俺が女遊びしてたから?なんで彼女を悲しい目に合わせるんだよっ…!
DJふぉい
DJふぉい
バチなら俺に当てろっ…!!
DJ社長
DJ社長
ふぉい…お前を責めても何も変わらんっちゃん
DJ社長
DJ社長
今は彼女ちゃんのためだけに時間を取ろう
DJ社長
DJ社長
とりあえず仕事を全部止めるから、ある程度ストックはあるけん
DJ社長
DJ社長
みんなで毎日一緒に過ごそう…っ
DJふぉい
DJふぉい
社長…っ、俺…一人になりたくない…っ
DJ社長
DJ社長
大丈夫、今は信じろ。言ったやろ、お前を置いて逝くわけないって
DJふぉい
DJふぉい
…っ、逝かないで…っ











俺はやっとのことで立ち、社長と病室に向かった
DJふぉい
DJふぉい
…っ
俺は彼女を直視出来なかった
DJ社長
DJ社長
ふぉい…目を背けるな
DJふぉい
DJふぉい
…はいっ…
俺は社長の言葉で彼女を見た
綺麗な顔で眠る彼女
今にも起きて絃歩くんっ!って飛びついてきそうな雰囲気
でもそれは全部空想の夢だった
DJふぉい
DJふぉい
…っ、最期なら何がしたい…っ?
俺は振り絞るような声で聞いた
返ってくるわけもない返事
俺はその状況を叩き込まれた
DJ社長
DJ社長
ふぉい…明日お前は一度家に帰れ。必要なものを全部取りに行け、まるも行かせるから
DJふぉい
DJふぉい
…っ、はいっ
その夜、俺と社長は病室で何ができるか話し合い彼女のことを想った