俺は事務所を出て表参道に向かった
俺は計画通り動く
カランカランッ
俺は真っ直ぐ指輪のコーナーに向かった
俺はこんなに悩むのは初めてかもしれない
俺は彼女が普段身につけているアクセサリーを思い出した
いつも小ぶりなものしかつけない彼女
俺は時間をかけてゆっくりと見て回った
すると目に止まるリング
そこには2つのダイヤと紫の石が付いた指輪があった
まるで、永久不滅のNo.2、そして2人を表すかのように
俺は直感的にこれが欲しいなと思った
俺は気になったリングを出してもらった
俺は出して貰ったリングを眺めていた
輝く2個のダイヤと紫の石
まるで俺らを表しているかのように輝いていた
俺は彼女の表情を想像しながらリングを眺めていた
俺は決めきって店員さんを呼んだ
俺は店員さんに任せ、ぼーっとして待っていた
いざプロポーズするってなると緊張する
上手く伝えられるかの心配、俺に付いてきてくれるのか不安、一気に襲う負の感情
俺には俺がついている
そう言った社長の言葉を信じた
俺は中身を確認した
綺麗に入っている2つのリング
俺は次の店に向かうため玄関に向かった
俺はリングを受け取りそのまま表参道の坂を下った
カランカランッ
目の前にはたくさんのワンピースドレスが並ぶ
ちょっとお高いところに行くとき用のやつだけど、明日のために買うつもり
そう言い店員さんは俺をあるブースに連れていった
彼女の綺麗な足をせっかくだから活かしたい
そう言い見せてくれたのは短めのピンクのワンピース
レースがあしらってあるデザインで可愛らしい彼女にピッタリだ
俺は会計を済ませドレスを受け取った
カランッ
時計を見ると夕方4時
俺は荷物を片手に病院に向かった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!