第136話

まるくんとドッキリ大作戦⑪
1,971
2020/04/02 08:39
あの長い夜が明け、カーテンの隙間から日が差した
DJふぉい
DJふぉい
ん…
DJふぉい
DJふぉい
朝…?
俺はおぼつかない手つきでスマホを見た
示す時間は昼の12時
寝たのは何時だっただろうか
DJふぉい
DJふぉい
まだ寝ようかな…
あなた
あなた
んぅ…
あなた
あなた
ふわぁ…
DJふぉい
DJふぉい
あれ、起きたの?
あなた
あなた
ん…まだ眠い…
DJふぉい
DJふぉい
俺も寝るからもう一回寝よ?
あなた
あなた
うん…すぅすぅ…
俺が抱きしめるとまた彼女は眠った















あれから何時間たったか
カーテンからは夕日が少し見えた
DJふぉい
DJふぉい
んー…
あなた
あなた
いと〜…?
DJふぉい
DJふぉい
あ、起きてたの
あなた
あなた
今さっき…
DJふぉい
DJふぉい
おはよ
あなた
あなた
おはよー…
俺は彼女をギュッと抱きしめた
あなた
あなた
いと…っ、恥ずかしいよ…
DJふぉい
DJふぉい
大丈夫、すごく綺麗だよ
俺たちはどちらともなく唇を近づけた
DJふぉい
DJふぉい
チュウッ…
あなた
あなた
ん…
DJふぉい
DJふぉい
めっちゃ色っぽく見えるね
あなた
あなた
絃歩くんこそ、かっこいいよ
あんなに激しく求めあったのは初めてだったかもしれない
だからこそお互いが色っぽく見えた
DJふぉい
DJふぉい
昨日…すごく可愛いかった
DJふぉい
DJふぉい
俺のこといっぱい求めてくれて…
DJふぉい
DJふぉい
絃歩…って呼んでくれて…
あなた
あなた
絃歩くん…
DJふぉい
DJふぉい
もう…、呼び捨てで呼んでくれないの?
あなた
あなた
それは…
DJふぉい
DJふぉい
呼んでよ?
あなた
あなた
んー…
DJふぉい
DJふぉい
お願いっ?
あなた
あなた
あなた
あなた
絃歩…っ
DJふぉい
DJふぉい
…!
彼女は小さな声だったが呼び捨てで呼んでくれた
DJふぉい
DJふぉい
嬉しいよ、ありがとう
あなた
あなた
うんっ
俺は昨日のことも考えると心配なことがあった
DJふぉい
DJふぉい
その…腰とか痛くない…?
あなた
あなた
…///
あなた
あなた
ちょっと痛い…かな?
DJふぉい
DJふぉい
だよね…、ごめんね
あなた
あなた
なんで謝るの?
DJふぉい
DJふぉい
俺が無理させたから…
あなた
あなた
そーじゃないよ?
DJふぉい
DJふぉい
でも…
あなた
あなた
だって…
あなた
あなた
すごく気持ちよかったもん…///
あなた
あなた
奥から絃歩に満たされた気がしたよ?///
DJふぉい
DJふぉい
…っ、そっか
DJふぉい
DJふぉい
俺もすげぇ気持ちよかった
あなた
あなた
…///
彼女は恥ずかしいのかそっぽ向いてしまった
DJふぉい
DJふぉい
なーんで、そっち向くの
俺はそっと後ろから抱きしめた
DJふぉい
DJふぉい
ありがとう、愛してるよ
あなた
あなた
…っ、私も愛してる…よ…///
俺たちはお互いに向き合いそっと抱きしめあった
すると鳴る俺のスマホ
ヴヴッ
DJふぉい
DJふぉい
なに…いい時に…
俺はスマホを確認した
DJ社長
DJ社長
ふぉい、そろそろ結婚式のこと決めんといけんだろ
今日の夜、俺は仕事無くなったけん暇があったら事務所に来て
彼女ちゃんのエスコート誰がするかとか決めんといけんし
DJふぉい
DJふぉい
あー…、その事か
俺は社長と前から少しずつ話し合って、結婚式のことを決めていた
ゆっくり結婚式はしたいから仕事を止めたい
だから、日取りなど長いスパンで見ていた
あなた
あなた
どうしたの?
DJふぉい
DJふぉい
社長が今日の夜、来れたら来いって
DJふぉい
DJふぉい
結婚式のこととか決めないか?って
あなた
あなた
…!そうだね
DJふぉい
DJふぉい
日取りとか決めて仕事の調節しなきゃだから…
DJふぉい
DJふぉい
どう?今日…行けそう?
あなた
あなた
んー、大丈夫だよ
DJふぉい
DJふぉい
でも、歩けるかな…?
あなた
あなた
大丈夫、でも絃歩くん支えてくれたら嬉しいな
DJふぉい
DJふぉい
それはもちろん!
DJふぉい
DJふぉい
じゃあ行けるって連絡してもいい?
あなた
あなた
うんっ、お願いしますっ
俺は社長に返信をしてスマホを置いた
DJふぉい
DJふぉい
じゃあ出かける準備しなきゃね
あなた
あなた
そうだね、私、シャワー浴びてきていいかな?
DJふぉい
DJふぉい
おぅ、先に行っておいで?俺はすぐできるから
あなた
あなた
じゃあ、行ってくるね
そう彼女は言うとタオルを巻いて部屋を出た
その時に見えた体中のキスマーク
ありえない数の赤い印が付いていた
DJふぉい
DJふぉい
あれはやばい…
DJふぉい
DJふぉい
さすがに付けすぎたな…ハハッ
DJふぉい
DJふぉい
気づいたら怒るだろうなぁ…、まぁ何とかして言い訳しなきゃだ…
俺はちょっと反省しながらも昨日のことを思い出して彼女を待った




















しばらくして俺も準備が終わり二人とも家を出るため玄関に向かった
DJふぉい
DJふぉい
よし、忘れ物ない?
あなた
あなた
大丈夫だよ!
DJふぉい
DJふぉい
じゃー行こっか
あなた
あなた
うんっ
ギュッ
俺は彼女の手を握り家を出た
結婚式楽しみだな
プランを決める、ただそれだけで俺の心は踊った
そんな軽い足取りで事務所に向かった

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