第83話
初めての沖縄旅行⑬
部屋に戻ると目の前にあったソファーに腰掛けた
大きな窓ガラス、一面ガラス張りでオーシャンビューが広がる
2人で見つめてるとドアをノックされた
ガチャ
一礼するとドアをしめ部屋を後にした
絃歩くんは片手にはワインを持って私の手を引いてくれた
すとんっ
カチャカチャ
ポンッ
トクトクトクトク…
静かな部屋に音が響く
カチャンッ
私たちはグラスを合わせ、一飲みした
私たちは未来の話をしながらワインを飲んだ
しばらくしてビンの中身は無くなった
絃歩くんは心無しかちょっと顔が赤い
私は1人でお風呂に向かった
多分絃歩くんなりの心遣いだろう
私はぬかりなく体を隅々まで洗った
これから抱かれるのだと思うとやっぱり恥ずかしいものがある
私は綺麗に洗い、この先のことに備えた
ガラガラッ
俺は彼女の頭を撫で、風呂に向かった
これから抱くと考えるといつもの事なのに状況的にも緊張した
でも、俺も男だ。どんなプレイしようとかやっぱり考えてる
入りながらぼーっとしてるといいアイデアを思いついた
俺は色々と考えながら風呂をあがった
ガラガラッ
彼女は窓から景色を眺めていた
バスローブに包まれた小さな彼女
俺は後ろからギュッと抱きしめた
私は絃歩くんの鼓動を感じた
バスローブ越しに伝わるドクドクとした音
すると彼女はくるっと俺の方を向いて抱きついてきた
そして俺にキスをして言った
チュッ…
俺は今日彼女を完璧に俺のものにしたい
体も心も全部捧げて欲しい
俺は静かに抱きしめて後頭部に手を回した
そしてそっとキスをした
ここからは俺らの長い夜の始まり