第95話
彼女からの告白⑥
ガチャ

DJふぉい
…まだ…?

あなた
…
彼女はまだ目を覚ましていなかった

DJふぉい
ごめんね…辛かったよね…
俺は傍に座り髪を撫でた

あなた
んぅ…

DJふぉい
…!

DJふぉい
きっ、聞こえる!?

DJふぉい
俺!絃歩!

あなた
いと…ほ…?

DJふぉい
そうだよ!絃歩だよっ…!

あなた
…な…んで…

DJふぉい
倒れたんだよ、リビングで

あなた
そう…なの…

DJふぉい
顔色まだ悪いっちゃん…まだ寝てて?

あなた
ん…、すぅすぅ

DJふぉい
はぁ…なんでこんな目に合わせるんだよ

DJふぉい
神様って残酷だよな…ハハッ
俺は彼女を見守りながらうたた寝していた
ガチャ

DJまる
ふぉいー

DJふぉい
んぁ…?

DJまる
寝とったっちゃん、ほらこれ
手元を見ると美味しそうな雑炊があった

DJふぉい
あぁ…、ありがとうな

DJふぉい
まだ起きてないっちゃけん、起きたら食べてもらうよ

DJまる
目…覚まさないの?

DJふぉい
いや、目覚めてはくれたっちゃん

DJまる
…!よかったぁ…

DJふぉい
でも顔色が悪いけん寝させた

DJまる
そーか、ふぉいのも持って来たけど…

DJふぉい
あ、俺は今のうちにちゃちゃっと食べとくわ

DJふぉい
ありがとうな

DJまる
ん、お前が不安になるなよ。彼女ちゃんに伝わるっちゃん

DJふぉい
そうだよな、俺、支えられるよう頑張るわ

DJまる
おぅ、俺も手伝うけん

DJふぉい
すまんな、ありがとう

DJまる
おぅ、じゃあ俺リビングおるな
ガチャ
りゅーは部屋を出ていった

DJふぉい
俺が支えていかなきゃ
俺は覚悟をし、彼女を介護するためにもカレーを手早く食べた

DJふぉい
ごちそうさまっ…
いつも一緒に食べるご飯、今日はひとりぼっち
寂しいと感じた

DJふぉい
俺、ひとりじゃなんも出来ないね…

DJふぉい
俺がしっかりしなきゃいけないのに

DJふぉい
ごめんね…

あなた
んぅ…

あなた
いと…?

DJふぉい
…ん?目が覚めた?

あなた
うんっ…、起きたよ…

DJふぉい
体調はどう?

あなた
まだふわふわするけど…大丈夫だよ…

DJふぉい
そっか…、今日は事務所に泊まるよ?

あなた
そうなの…?

DJふぉい
今日の状態で帰るのは心配だから…

DJふぉい
何かあった時、社長とまるもいるからね

あなた
うんっ…

DJふぉい
まるが雑炊作ってくれたんだけど、食べる…?

あなた
ん…ちょっとだけ…

DJふぉい
よし、じゃあ起きよか
俺は彼女を支えベッドに座らせた

DJふぉい
ふーふーっ…、はいっ

あなた
あむっ…ŧ‹”ŧ‹”

DJふぉい
どう…?食べれそう?

あなた
うんっ…美味しいよ…

DJふぉい
そっか、じゃあもう少し食べよっか

あなた
ん…
彼女の様子を見ながらご飯を食べてもらった
まだ食欲がないみたいだけど少しだけ食べてくれた

あなた
ん…もういいや…

DJふぉい
食べれない?じゃあ辞めておこっか

あなた
ごちそうさま…

DJふぉい
はーい、これは片付けてもらうね
俺は廊下に食器を置き、彼女の元へ戻った

DJふぉい
俺、メール見たっちゃん

あなた
…!ビクッ

DJふぉい
ごめんごめん…怖がらせる気は無いから…

DJふぉい
あれは悪質すぎるっちゃん

あなた
私…離れないとっ…

あなた
絃歩くんの命が…っ
俺は彼女をギュウッと抱きしめた

DJふぉい
なんでそんなこと言うのっ…

DJふぉい
それはお互い一緒っちゃん…

DJふぉい
かかってるのは俺の命だけじゃない

DJふぉい
彼女を守るのが俺の役目やけん

DJふぉい
離れないで…俺が守るから…

あなた
…っ、絃歩くん、怖いよ…死にたくないよ…

DJふぉい
大丈夫…俺がずっとおる、約束したやろ?永遠の愛があるっちゃけん

DJふぉい
最期まで一緒やけん…俺がおる…

あなた
うんっ…いてね…
俺たちは抱きしめあってしばらく時間を過ごした

DJふぉい
ほら…もう今日は寝よ?

あなた
ん…絃歩くん居て…?

DJふぉい
ん、大丈夫、ずっといるから

あなた
んぅ…ふわぁ…

DJふぉい
ほら、今日はもう体を休めよう

あなた
ん…チューして…?

DJふぉい
…っ

あなた
してくれないの…?///
彼女は俺を引き寄せ首に手を回した

あなた
してっ…?

DJふぉい
…っ、ちょっとだけだよ…

DJふぉい
チュッ…チュウッ

あなた
んんっ…っふ…

DJふぉい
んっ…チュウッ

あなた
チュウッ…
これ以上は体の負担になると思って唇を離した

DJふぉい
ん…、もう辞めておこ…っ

あなた
んんっ…

DJふぉい
ほら寝よ…?

あなた
うんっ…

DJふぉい
また元気になったら続きしよ…

あなた
…!///、うんっ…

DJふぉい
ん、じゃあおやすみ…

あなた
おやすみ…
俺は彼女が寝たのを確認して食器を片付けようとした

DJまる
あっ、ふぉい…

DJふぉい
あぁ、ご飯ありがとな…

DJまる
んーん、俺が片付けるから彼女ちゃんのそばにいてあげて

DJふぉい
いや、これくらい俺が…

DJまる
片付けは誰でもできるっちゃん、でも彼女ちゃんを安心させるのはふぉいしか出来んっちゃん

DJまる
だから、部屋に戻って

DJふぉい
…っ、ありがとう…
俺はりゅーに言われ部屋に戻った
寝ている彼女
俺は起こさないようにそっと布団に入り寝た
また襲う不安な気持ちを隠して彼女を支えた
この後人生のどん底まで落ちることに俺はまだ気づかない
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✩.*˚希海クライシス✩.*˚
設計も何も作らず、1発書きの小説です。至らぬところもあると思いますがよろしくお願いします🤲
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