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第112話

残酷な現実⑰
カーテンの隙間から光が差し込む
DJふぉい
DJふぉい
んぁ…
DJふぉい
DJふぉい
…俺、寝てた…?
久しぶりにちゃんと寝た気がする
彼女が近くにいることが安心に繋がったのか
DJふぉい
DJふぉい
まだ…起きてないよね…
相変わらず彼女は起きてくれない
DJふぉい
DJふぉい
…おはよ、俺…一人で起きれるようになったんだよ…
俺は彼女に挨拶をして身支度をした
目覚めた時はかっこいい姿で居たい
絃歩くんかっこいいね
そんな風に言われたいとか考えてた















俺は早めに身支度をして彼女の元に行った
DJふぉい
DJふぉい
俺は準備終わったよ…
DJふぉい
DJふぉい
まだ…眠いの…?
彼女は起きてくれなかった
DJふぉい
DJふぉい
そろそろ起きようよ…っ
DJふぉい
DJふぉい
俺…寂しいっちゃん…
俺はギュウッと彼女の手を握り自身の失態を話すことにした
DJふぉい
DJふぉい
俺…実はな…自殺しようとしとったっちゃん…
DJふぉい
DJふぉい
先に逝って向こうで待ってよう
DJふぉい
DJふぉい
そう考えてた…
DJふぉい
DJふぉい
でも、それがさ本当の優しさじゃないって気づいたんよ
DJふぉい
DJふぉい
一人、彼女を置いていく、そんな彼氏は最低っちゃね…
DJふぉい
DJふぉい
俺、現実から目を背けとったっちゃん…
DJふぉい
DJふぉい
彼女を失うのが怖くて逃げてた…
DJふぉい
DJふぉい
本当に今辛いのは俺じゃないのに、支えることも無く逃げ続けてた…
DJふぉい
DJふぉい
俺は世界一弱いやつや…
DJふぉい
DJふぉい
もしこの世から居なくなったらどうしよう、そんなことばっかり考えてた
DJふぉい
DJふぉい
頑張ってくれてのに信じることすら出来なかった
DJふぉい
DJふぉい
でも、首を吊ったとき、まるが俺を叩いたんだよ
DJふぉい
DJふぉい
あのひ弱な弟がだよ?
DJふぉい
DJふぉい
もし目覚めた時お前がおらんかったらあの子はどんな思いをするんだよ!って
DJふぉい
DJふぉい
また悲しませるんかって
DJふぉい
DJふぉい
命を粗末にするな…って…
DJふぉい
DJふぉい
まさにその通りっちゃん…
DJふぉい
DJふぉい
なんでこれから二人で歩んで行くって決めたのに死のうとしてたんだろ…
DJふぉい
DJふぉい
俺、周りのメンバーとかに支えられたんだよ
DJふぉい
DJふぉい
あの時社長が殴ってくれなかったら…
DJふぉい
DJふぉい
脇と銀太が夜一緒にいてくれなかったら…
DJふぉい
DJふぉい
あの日りゅーが家に付いてきてなければ…
DJふぉい
DJふぉい
俺は今、ここにいなかったかもしれない…
DJふぉい
DJふぉい
先に天国に逝ってたかもしれないんよ…
DJふぉい
DJふぉい
いや、天国すら行けなかったかもしれない…
DJふぉい
DJふぉい
そう思うと俺は周りの人に恵まれてるっちゃん…
DJふぉい
DJふぉい
俺を本気で心配してくれるメンバーと最愛の彼女
DJふぉい
DJふぉい
俺は…世界一弱いやつで世界一幸せなやつや
DJふぉい
DJふぉい
でも…もう一つ叶えてない夢があるっちゃん…
ここから先、俺は簡単に口に出来なかった
この先、彼女は俺でいいのか
俺といて幸せな家庭を築けるのか
不安に駆られた
でも社長に言われた言葉
DJ社長
DJ社長
俺らは血が繋がっていなくても『家族』や…
それを思い出し勇気を振り絞った
DJふぉい
DJふぉい
俺…今回の事件で覚悟を決めたっちゃん
DJふぉい
DJふぉい
失ったものを取り返すのは難しいっちゃん…、だからこそ二度と手離したくない…
DJふぉい
DJふぉい
俺といて…幸せ…?
DJふぉい
DJふぉい
俺とこれから先歩んでいく人生、俺に預けてくれない…?
DJふぉい
DJふぉい
俺…いい旦那さんになるよ…、一生支えていく覚悟はあるよ…
DJふぉい
DJふぉい
目覚めたらちゃんと一生思い出に残るプロポーズするから…今だけは言わせて…
俺は一呼吸置いて言葉を綴った
DJふぉい
DJふぉい
俺と…っ、結婚してくれますか…っ
俺は彼女の手を握り自身の思いを込めた










今まで何も反応がなかった彼女





ピクッ
DJふぉい
DJふぉい
えっ…
俺の手の中で僅かな力ではあるが指が動いた
DJふぉい
DJふぉい
手…が…っ
あなた
あなた
フッ…
彼女はゆっくりと目を開けた
DJふぉい
DJふぉい
…っ
DJふぉい
DJふぉい
俺…だよ…?絃歩…っ…だよっ…
あなた
あなた
い…と…
DJふぉい
DJふぉい
そうだよ…!絃歩だよっ…!
彼女はまだしっかりとしない意識で俺の名前を呼んでくれた
酸素マスクで声を出しづらいのに一生懸命喋ろうと頑張ってくれていた
あなた
あなた
い…と…っ…
あなた
あなた
な…か…ない…でっ…?
俺は気づけば大粒の涙を流していた
DJふぉい
DJふぉい
俺の事…分かるの…っ…?
あなた
あなた
コクッ…
DJふぉい
DJふぉい
俺…っ、ずっと待ってたんだよ…っ
DJふぉい
DJふぉい
毎日どんだけ心が潰されそうだったか…っ
DJふぉい
DJふぉい
ずっと待ち続けたっちゃん…っ
あなた
あなた
う…ん…っ
すると彼女は本当に小さな力ではあるけれども手を握り返してくれた
キュッ…
DJふぉい
DJふぉい
…!
あなた
あなた
あ…り…がと…っ
DJふぉい
DJふぉい
もう、喋らんでいいっちゃん…グスッ
DJふぉい
DJふぉい
無理しないで…っグスッ…ヒック
DJふぉい
DJふぉい
ごめんな…今だけは泣かしてくれ…っ
俺は涙が止まらなかった
彼女の久しぶりに聞く声
微力ながらも手を握り返してくれたこと
全ての『あたりまえ』に改めて実感させられた
あなた
あなた
な…い…て…いい…よ…っ
DJふぉい
DJふぉい
っふ…グスッ…ヒック
しんどいはずなのに優しく手を撫でてくれる
その優しさに俺は甘えて泣き続けた
DJふぉい
DJふぉい
うわぁぁぁぁん…!!
病院なのに俺はなりふり構わず声を上げて泣いた
DJふぉい
DJふぉい
俺…俺…っ
DJふぉい
DJふぉい
ほんとに大好きっちゃん…愛してるっちゃん…!
DJふぉい
DJふぉい
ごめんね…っ、辛いことに気づけなくてごめんね…っ…!
あなた
あなた
だ…い…じょう…ぶ…
俺は彼女の手を握りしめずっと泣き続けた
あなた
あなた
わ…たし…も…だ…い…す…き…っ
あなた
あなた
すぅ…すぅ…
彼女は俺に『大好き』
そう伝えるとまた眠りについた
DJふぉい
DJふぉい
…?寝たの…っ?
安心したのかさっきよりも顔色も良かった
DJふぉい
DJふぉい
俺も…大好き…愛してる…
俺は彼女の手にキスをし、静かに寝かせてあげた
そして医者を呼びに行き、社長に連絡することにした
DJふぉい
DJふぉい
良かった…、ありがとう…目覚めてくれて…
俺は静かに眠る彼女を後に部屋を出た