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第111話

残酷な現実⑯
私は夢を見ている
花がたくさん咲いていてとても綺麗な世界が向こうには広がっている
向こうで誰かが呼んでいる
『こっちに来れば楽になるよ』
あなた
あなた
ここは…どこなの…
あなた
あなた
私はどうして…
なぜこんな所にいるのか分からない
でも、向こうに行けば楽になれる
あなた
あなた
なにか忘れている気がする…
『こっちにおいで』
そう聞こえる
あなた
あなた
私は…っ
私は向こうに行こうかと思った
でもなにか後ろ髪が引かれる
あなた
あなた
なんで…どうして行けないの…
すると聞こえたもう一つの声
『逝かないで…っ』
あなた
あなた
誰が呼んでるの…?
『俺を一人にしないで…っ』
あなた
あなた
誰…なの…っ?
誰かが私を呼び寄せる
私はこの声を信じなければならない
そう思わされた
『こっちにおいで…こっちに来れば楽になれるよ』
あなた
あなた
私は…っ、そっちには行けない…っ
あなた
あなた
誰かが待ってるの…
私は向こうの世界には行かない
誰かが呼んでいる
私はそっちに行く
本来帰るべき世界のような気がするから
あなた
あなた
私は…帰らなきゃ…
頭に過ぎる二文字の名前
『絃歩』
あなた
あなた
私を呼んでいる…、私はその人の元に帰るのかな…
過ぎる名前と記憶は合わないが
私を呼んでいる本当の世界に帰らなければ
元の幸せを取り戻せる
そんな気がしていた
そしてそのときは…やってきた