第14話

13話
441
2020/11/30 06:36




















いい匂いがする…



そして暖かい…



毛布がかかっているようだ。




あなた

ん…

あなた

(そうだ、寝ちゃったんだった、、)

あなた

(おじいちゃん、ご飯作ってくれたのか)

あなた

おじいちゃん…








そう言って私はおじいちゃんに抱きつく。

暖かくて、とても安心する。

おじいちゃん…?
ちょ、ちょっと…あなた?////



そう言って、おじいちゃんはいつものように
包み込んでくれない。
あなた

ん?おじいちゃん?


そう言った瞬間、私は絶望した。




おじいちゃんがここに居るわけがない。

そう、抱きついた相手は智くんだったのだ。








あなた

うわぁ!!

大野智
大野智
あ、ちょ、大丈夫?///
あなた

(顔、赤くなってる…)

あなた

ご、ごめんなさい!!

大野智
大野智
僕は大丈夫!
大野智
大野智
かな…
あなた

本当にごめんなさい!

大野智
大野智
おじいちゃんかと思ったの?笑
あなた

うん…

大野智
大野智
ごめんね、




なぜ謝ったのか分からなかったけど、
気づいたら私は智くんの腕の中にいた。




あなた

え、ちょっと智くん?///

大野智
大野智
このままでいて…///
あなた

自分でやって照れるのは無しでしょ///

大野智
大野智
しゃ、喋りかけないでよ、恥ずかしい…




私の心臓の音は、きっと聞こえている。

そう考えると余計に脈が上がっていく気がした。







1分くらい経ったけど、いつまでやるのか
分からなくて気まずい雰囲気になってしまった。







あなた

あ、あのさ…これっていつまで、、?///

大野智
大野智
僕も分からない…////
あなた

え、ちょっと何でわかんないの笑笑

大野智
大野智
何分とか分からないもん!
あなた

ごめんごめん…笑

あなた

(ってなんで私が謝ってるの!)

大野智
大野智
あ、あの…
あなた

ん?

大野智
大野智
ニノのこと…本当にごめんね!
あなた

え?

大野智
大野智
許してくれる、、?
あなた

許すっていうか、私が悪いと思うから!

あなた

智くんは何も悪くないからね?

大野智
大野智
朝、いってきますも言わなかったし。
あなた

あぁ、それはショックだったけど。

大野智
大野智
ほらぁ…ごめんね、
あなた

いやいや、それは好きだからさ、

あなた

言って欲しかっただけだよ笑笑

大野智
大野智
そうだったんだ…笑
あなた

そうそう笑













大野智
大野智
ん?
あなた

どうしたの?

大野智
大野智
今、なんて言った?
あなた

え?

大野智
大野智
好きだからって聞こえたけどぉ?
あなた

え…////////

あなた

(あれ、私…好きって…)

大野智
大野智
どういうことですかぁ?
あなた

え、いやぁ?

あなた

そ、それは…多分、聞き間違い!!

大野智
大野智
あ、ちょっと!






私は智くんから逃げるようにトイレに閉じこもった。





あなた

(え?私が?智くんのこと?)

あなた

(ないわ!だって、智くんはおじいちゃんみたいな存在っていうか?)

あなた

うん、ないない。





そう考え、私はすぐにリビングに戻った。



大野智
大野智
あ、おかえり〜
大野智
大野智
大丈夫?
あなた

え?あ、うん。大丈夫、大丈夫!

大野智
大野智
(ちょっと、おかしいけど…)
大野智
大野智
ご飯、もう作ってあるから食べよぉ?
あなた

ありがとう!

大野智
大野智
うん!











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あなたちゃんは智くんをどう思ってるのでしょうか…

あ、どう思ってるんですか?
(失礼しました。)

読んでくださり、ありがとうございました!

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