ﾊｧ…

…

確か…食堂に行けばいいんだっけ…？
確か…こっちか。ﾀｯﾀｯﾀ

うわっ…（人多いな…それもそっか。ここってヒーロー科だけじゃないもんね。さて…悠仁達は…）ﾎﾟﾝｯ（肩に手がのる）！？ﾊﾞｯ ｼｭｯ（手刀をする）

あ…悠仁か…

…ごめん。考え事してて気づかなかった。
待っててくれてありがとうﾆｺｯ

えっ？

！？…うん、ありがとう悠仁。

え？

…あぁそういうことね。
いつもは張ってないの。ずっと術式を使うっていうのもしんどいしね。
悠仁もずっと黒閃を出すと疲れるでしょ？
それと一緒。いくら私や兄さんが最強と言っても必ず限界はある。だから、必要な時にいつでも使えるように温存してるの。

んなわけないでしょ？私もそうだけど人間だもの。ロボットじゃない。だから限界なんてすぐに来るもの。今更どうしたの？術師なんてそういう事を理解してなんぼの仕事でしょうが。

…変な悠仁。まぁいいけど。
こんなところで立ち話してても時間が過ぎるだけだし…恵達のところに案内してくれる？

あっ…ちょっと待ってよ…！ﾀｯﾀｯﾀ

ありがとう恵ﾆｺｯ

そうだね、食べよっか。

そうだね。でも…

ｱﾊﾊ…まぁ、確かに量は多いけど美味しかったから私は結構気に入ったかな〜。

！？（セキュリティ…？）

…まさか！（本当に傑が…？だとしたら…今すぐ確認しなきゃ…！）

…ごめん、みんなは先に避難して。
ちょっと確認することがあるから。

門の所まで。大丈夫、遠くから確認するだけだから。

！？ｷｬｯ…！

ﾊｧ…ﾊｧ…ﾊｧ…
（もし、これが傑の仕業だとしたら…やっぱりあの言葉の意味は…！）
！？（門が…壊れてる！？）
もしかして…本当に傑が…？

うるさいなぁ…ちょっと黙ってろ。ﾄﾞｶｯ

…この呪力…やっぱり！

ｸｿｯ…！やっぱりこれは…！
（速く…手を打たないと…このままじゃまた…！）

！？『恵』
…出るしかないか。
『もしもし。』

『今は門の所にいるよ。
もう確認できたから戻るね。
今どこにいる？』

『分かった。今から行くよ。』ｶﾞﾁｬ
…とりあえず、これからの事は後回しだ。
恵達のところに行かないと…。