瑞稀side
えっと……今、ドラマの1話の台本をあなたと一緒にもらいました!
見たところ、過激そうなシーンはなさそうだからよかった……。
ちょっと、読み合わせてみますかね
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(この点線が入った時はドラマの内容になります。
今だけ佐藤、瑞稀と付けていますが、次からは相原、飯田というふうになります。)
佐藤(ナレ)『私は、相原美沙。
高校2年生。サッカー部マネージャー。
私には、2人の幼なじみがいる。
1人は、 飯田祐介。
もう1人は、渡辺光太。
私たち3人は幼稚園の頃から、ずっと一緒に過ごしている。』
瑞稀(ナレ)「俺は、飯田祐介。高校2年生。サッカー部キャプテン。
相原美沙 と 渡辺光太 っていう幼なじみがいる。
まあ、相原のことを幼なじみって言いたくは…ない。
俺は相原のことがずっと好き。
でもこの気持ちを伝えたことはない。
だって、光太も相原のことが好きだから……」
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佐藤『なんか、現実みたいww』
「それな。俺らみたい」
佐藤『わざとうちらにしてたりして!!』
「それはないでしょ。そうだったら怖い←」
佐藤『だねwww』
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6月18日AM 8:00
相原「祐介!光太!おはよう!!」
飯田「遅い、はやくいこ?」
渡辺「おはよう!!走ろ!!!!」
相原「え?は?!」
飯田「俺らは走らなーーい!」
渡辺「ええ?!なんでよ!!はーやーく!!」
相原「先行きなーwww」
渡辺「やめてー!!!」
飯田「あっはははwwww」
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佐藤『てか、渡辺光太役って誰なんだろ。』
「明日の打ち合わせで来るって言ってたよね」
佐藤『誰だろ!!気になるー!!』
「予想。 岸くん。」
佐藤『ねえそれ思ったwww
性格が岸って感じ←』
~次の日~
佐藤『あー!誰だ!!』
「入ったらいるのかなっ?!」
佐藤『え、なんか今日瑞稀テンション高いwww』
「そー?!だって気になるじゃん!」
ガチャッッ)))
さとみず「しつれーしまーす」
佐藤『あ、まだいないんだ。』
ス「そろそろ来られるので座って待ってて下さい。」
さとみず「はーい。」
~5分後~
ガチャッッ)))
(?)「失礼しまーす!!」
さとみず「ええ?!」
佐藤『なんで、、、、、、?!』
クリクリした綺麗な目、
小さい顔、
透き通るような声。
心に残るような関西弁。
佐藤『れんこん!!!!!!』
「れんこ、、、、?」
大橋「あなたちゃーん!会いたかったよ♡♡」
佐藤『もしかしてれんこんが、、、?』
大橋「渡辺光太役でーす! キラリンッッ ))) 」
さとみず「うわあああああ!!!」
大橋「しばらく東京おるから案内してーな!」
佐藤『もちのろん!この佐藤様にー、
おまかせだいっっ!!!』
「え、あのさ、大橋くんってずっとホテル?」
大橋「んー、最初はそうやけど…のちのちどこか行かんとお金がなあ…。」
佐藤『シェアハウスでええやん。HiHiの。』
「まあ、いいけど。」
大橋「ええ!ほんまに?!ありがとう!」
佐藤『撮影の時一緒においで!』
「りょーかいー」
大橋「じゃあ今日からお願いします!」
「はーい。」
ス「では、また次の打ち合わせで台本の読み合わせしましょうか!!」
さとみずはす「はーいっっ」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。