橋本side
今日は久々の学校です~
ってことで、これからあなたの家に瑞稀くんと迎えにいってきまーす
瑞稀「ねえ、はしもっちゃん?」
「ん?」
瑞稀「俺の気持ちってあなたにバレてんのかな。」
「あなた以外はしってるだろーな。バレバレ。
でもあなたは鈍感だからなー。」
瑞稀「だよね。知られた方がいいのかな?」
「なんか、瑞稀くんが悩んでるー珍しい」
瑞稀「うるさい。」
佐藤『なーにに悩んでるの?』
はしみず「うわあ」
佐藤『え、そんなに驚く?』
瑞稀「びっくりした。てか起きれたんだ」
佐藤『まあねっ
んで、何に悩んでるの?』
「えっとねー、、、」
瑞稀「なーんでもないよ?」
佐藤『ふーん。じゃあ今日のテストの結果発表で瑞稀が私に勝ったら聞かない。私が勝ったら聞く。どー?』
瑞稀「勝ち目ないじゃん。」
佐藤『んー、じゃあ瑞稀が学年10位以内に入ったか入ってないか!』
瑞稀「わ、わかった。」
「ねえ、大丈夫?」
瑞稀「分かんない。」
~テスト結果~
1位: 佐藤あなた 合計 500点
2位: ○○ ○○ 合計 482点
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11位: 井上瑞稀 合計 ○○○点
佐藤『いえーい!1位~』
「すげぇ。あんな忙しいのにいつ勉強してんの」
瑞稀「やばい……。」
佐藤『うわ!瑞稀11位じゃん!』
「ねえ、ほんとに言うの?」
瑞稀「まあ、約束だから……」
「そっか。じゃあ頑張って……。」
瑞稀「ありがと。」
佐藤『じゃあ今日の放課後マックで!』
はしみず「はーい」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。