炎薇:ねぇ、これはどういうことかな?
焦凍:お、、、、?
炎薇:『お、、、?』じゃないよ『お』じゃ!!!!!なんで蕎麦しか買ってきてないのさ!!
焦凍:別に良いだろ。炎薇も蕎麦の良さを知るべきだと思う。
炎薇:何をー?!
焦凍:毎日毎日うどん食べてて飽きねぇのか?俺は、飽きると思ったから今回は蕎麦だけしか買ってこなかったんだ。
炎薇:そのセリフ、焦凍にそのままそっくりお返しするよ。
焦凍:、、、もう買ってきちまったんだ。仕方ねぇだろ。なぁ、この蕎麦茹でるって書いてあるぞ。っつうことは、これを濡らして燃やせば良いのか?
炎薇:え、、、、、?
焦凍:持ってなきゃいけねぇのか、ちゃんと持てるか心配だな、、
炎薇:いやいやいや?!ちょっと待とうか焦凍くん。
焦凍:なんだいきなり「くん」付けとか、、
炎薇:茹でるって意味知ってる?!うん、知らないね分かったよ。もう、今日は蕎麦で良いから焦凍は先にお風呂入ってて!!!
焦凍:お、おぅ、、、
炎薇:(焦凍、、あんたはどうやって学生の頃家庭科の内申点を取っていたんだ、、、?!)
焦凍:風呂、上がったぞー。
炎薇:うん、じゃあもう座ってて。ついさっきできたから伸びてないと思うけど、、なるべく早く食べてね。
焦凍:おぅ。
炎薇:ふぅ、、、(さぁ、私はどう食べるか、、)
焦凍:?炎薇、何蕎麦と睨めっこしてんだ?
炎薇:えっ、いや、、、
焦凍:蕎麦も十分うめぇぞ?
炎薇:いや、まぁ、、それはそうだろうけど、、
焦凍:?なんかあったのか?食えねぇのか?じゃあ俺が食べさせてやるぞ?
炎薇:、、、はぁ?!
焦凍:ほら、あーん。
炎薇:えっ、え、えぇ、、////あ、あーん、、、?
焦凍:どうだ、うめぇだろ?
炎薇:カァァァ////う、うどんには負けちゃうけどね!!、、、まぁ、、美味しい、、とは、思う、、
焦凍:そうか!!
炎薇:(もうっ!!)
隣には、もう寝ている焦凍。
、、、幸せだなぁ。
こういう生活が、いつまでも続いて欲しいと思う。
焦凍が寝ているのを確認して、私はそっと焦凍の頬に触れる。
炎薇:大好きだよ、、、チュッ
焦凍の頬にキスを落とす。
炎薇:おやすみ、焦凍、、、
焦凍:、、、、、そうか、炎薇はそんなに俺のことが好きなのか。
炎薇:は、はぁ、、、?!な、なな、なんで焦凍起きてるの?!
焦凍:別に、寝てるとは言ってねぇぞ。
炎薇:い、言ってはないけど、、、!
焦凍:チュッ
炎薇:ヒャァッ?!////
焦凍:お返しだ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!