第76話

それから 5話
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2020/12/13 05:22
男:あっれ〜?こんなとこでどうしたの?

炎薇:え、、、?

男:夜に女の子1人?、、襲われたいの?

炎薇:え、、ちが、、

男:いや〜、最近やってなかったんだよね〜。ね、やっていい?

炎薇:やめ、、やめ、て、、

男:拒否権なんてないよ。そもそも、君が悪いよね。こんな夜遅くに1人でいるのが悪い。しかも、薄着で、、襲ってくださいって言ってるようなもんだよね?

炎薇:やめて、、、
恐怖と寒さで体が思うように動かない。

怖いよ、助けて、、

助けて、焦凍、、

、、、いや、違う。

焦凍は、◯◯が好きなんだよね。

私じゃない、、

きっと、最初の方は本当に私のこと、好きだったんだろう。

でも、飽きられたんだ。

あー、どうしよ、泣きそう。

今まで、人の前で泣いたことなんて、数えるほどしかないのに。

しかも、それは本当に小さい頃。
炎薇:触ら、、ないで、、。
私は、ベンチに寝かせられる。

そして、男は身体の中心をなぞる。

お願いだから、やめて。

誰か、助けて。

こんなんだったら、カルマの家を飛び出さなければ良かった。

こんなんだったら、カルマに襲われてた方が良かった、、のかな。

、、、違う。

私のこと、触って良いのは、焦凍だけなの。

1人、だけなの。

あーあ。

こんなに弱りきった私は、誰にも見られたくない。

恥ずかしいよ。
男:あんた、良い身体してんね。やりがいがありそう。

炎薇:だから、やめ、、

焦凍:炎薇!!!!!

炎薇:え、、、

男:ショート?!、、、って、、あんた、よく見ればフレイリー?!

焦凍:そうだが、、、俺の嫁に何してくれてんだ。

男:よ、嫁?!ヒ、ヒィィ、、、
男は、ものすごい速さで逃げて行った。

あいつの個性だろうか、、、
炎薇:焦凍、、どうして、いるの。

焦凍:炎薇が勝手に家を飛び出すからだろ。

炎薇:焦凍が悪い。焦凍が、、、

焦凍:チゲェって言ってんだろ。何回言わせんだ。

炎薇:違くなんかない。違く、なんか、、ポロポロ
私は、さっきまで堪えていた涙を、一気に流してしまった。

もう、止められない。

頑張って耐えようとするけれど、一向に収まりはしない。

ヤダ、、こんな姿、見せたくないのに、、

ほら、焦凍だって、固まってる。

あーヤダ。

恥ずかしいとこ、見せたら、嫌なのに、、、

私は、顔が見られないように俯く。

すると、焦凍が私を抱いた。
焦凍:ごめんな、、、

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