第77話

それから 6話
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2020/12/27 23:55
焦凍:勘違いさせちまったみてぇで、、でも、俺は炎薇一筋だから。

炎薇:嘘つき。

焦凍:嘘じゃねぇ。嘘だったら、炎薇のために必死で探したりしねぇだろ?

炎薇:っ!!そう、、だけど、、

焦凍:、、、俺は、◯◯とはそんな関係じゃねぇ、、でも、あっちは、、少なくとも、下心はあったらしいがな。

炎薇:き、聞いたの、、、?

焦凍:あぁ。電話するか?

炎薇:しっ、しないっ!!

焦凍:じゃあ、、分かってくれたんだな?

炎薇:、、、うん。

焦凍:そうか、、良かった。ところで、、なんでそんな薄着なんだ。

炎薇:え?っと、、その、カルマんちから急いで逃げて来たから、、その、上着とか、、持ってなくて、、

焦凍:この時期さみぃのに、炎薇は馬鹿なのか。

炎薇:ばっ馬鹿じゃない!!馬鹿っていう方が馬鹿なの!!

焦凍:、、、そうか。

炎薇:え、、、
な、なんで言い返してこないの?

もしかして、呆れられてる?
炎薇:ご、ごめん、、なさい。
そう言い、私は焦凍をさっきよりキツく抱く。

怖い。

相手に下心があったのは分かったけど、私一筋だって言ってくれたけど、

やっぱり心配なんだよ。
焦凍:、、、こんなに弱ってる炎薇を見るのは、久しぶりだ。ほら、、さみぃだろ?
焦凍は、自分の着ていた上着を私に着せた。

焦凍の大きい上着。

嫌でも体格の差を示される。
炎薇:焦凍だって寒いでしょ。わ、私は、個性で、あったかくできるし、、

焦凍:俺も個性であったかくできる。でも、今の炎薇には無理だろ?

炎薇:え、、、?

焦凍:個性で体温操れるくせに、今は震えてんじゃねぇか。、、、身体、つめてぇぞ?

炎薇:っ、、焦凍は、なんでも分かるんだね。

焦凍:あぁ、炎薇のことなら、、多分、なんでも。

炎薇:アハハッ、多分か!
上着をちゃんと着て、焦凍と手を繋いで帰路につく。

、、、良かった、焦凍が、私を好きでいてくれて。

あの後、私を襲った男がネットにあることを載せていた。

『ヒーローショートの嫁ってフレイリーらしいよ?!』

、、、と。

瞬く間にそれは広がり、マスコミも大騒ぎ。

新聞社やネットニュース社から、謝罪を受けたり、新しくインタビューされたり。

、、、そこだけは、あの男に感謝しなければいけない。
焦凍:、、俺、インタビューとか、、慣れねぇ。

炎薇:えぇ、慣れようよ。多分これからはもっと人気出てインタビューなんて日常茶飯事になるよ?

焦凍:そう、、か。

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