第88話

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2020/01/03 14:45
神山side















俺は、絶望的だった。

















流星と驚きが隠せず立ちすくんでいると、
重岡大毅
重岡大毅
神...ちゃん...?
重岡大毅
重岡大毅
流....星.....?















俺は、その弱々しいしげの声を聞いて号泣した。













泣いてええ。













弱音吐きたい時は吐いてええ。












そう言われてきた。












でも、仲間が壊れそうな時は俺がポジティブなんないと。












そう思った。













俺は、頬に溢れるほど付いた涙を拭いてしげの近くに行った。
神山智洋
神山智洋
しげのためにハンバーグ作ったで?
神山智洋
神山智洋
色んな健康にいい野菜を具材を入れたんやで。
神山智洋
神山智洋
今は食べへんくてええけど、冷蔵庫に入れとくから食べたくなったらチンして食べてな?
重岡大毅
重岡大毅
あり.....が.....とう
重岡大毅
重岡大毅
今.....食べたい...
神山智洋
神山智洋
酸素マスク外してもええ?










そう言うと、しげはコクリと頷いた。
神山智洋
神山智洋
あーん











しげはほんの少しだけ一口のハンバーグを食べた。
重岡大毅
重岡大毅
おい.....しい...
神山智洋
神山智洋
ほんま?良かったわ!

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