第58話

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2019/12/07 13:27
神山side






急に、しげが病室入ってきたからびっくりした。













しげは、大号泣で俺に抱きついてきた。














俺はしげが泣きながら小さく呟いた声が聞こえた。













”どうしたらええの...?”










しげは、そう言っていたんだ。












状況が理解出来てないけど、今はとりあえずしげの背中をさすってあげた。
神山智洋
神山智洋
どしたん?大丈夫やで。











そうすると濵ちゃんから電話が来た。














電話の内容はあまりにも残酷で、しげがとても可哀想だった。









そして、何よりも昔から仲良くしてきた仲間に裏切られたことほんとに辛いと思う。














俺の事じゃないけどなぜか、さっきまで傷ついていた心がもっとえぐられた気がした。












2人に電話しないと。
神山智洋
神山智洋
もしもし?しげはこっちいるから安心してや?
藤井流星
藤井流星
ホンマに?ありがとう。
神山智洋
神山智洋
もう面会時間終わってまうから、とりあえず今日はしげここに泊まってもらうな?
小瀧望
小瀧望
分かった。
神山智洋
神山智洋
じゃあね












そう言って、電話を切ったけど、2人はやっぱり元気が無い様子だ。
重岡大毅
重岡大毅
神ちゃんは...信じてくれる...?
神山智洋
神山智洋
絶対信じるで!
神山智洋
神山智洋
それに、しげのこと裏切った人なんて俺が許さへんから。
重岡大毅
重岡大毅
ありがとう...
神山智洋
神山智洋
それに、流星とのんちゃんも信じてくれてるから安心しぃ?
重岡大毅
重岡大毅
うん...














この切ないしげの声を聞くだけで泣けてくる。
神山智洋
神山智洋
今日は一緒に寝ような?
神山智洋
神山智洋
明日オフやろ?
重岡大毅
重岡大毅
うん...でも、神ちゃんは検査なのにええの...?
神山智洋
神山智洋
検査大事なのほぼ今日だけやから、体調が良ければ明日の検査でもう外出してもええって言われると思うから安心しとき?
重岡大毅
重岡大毅
ありがとう...

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